__酔っ払い__ ページ32
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Aが韓国に渡って3日。
たったの3日だというのに、龍友は前の晩からAから連絡が来ないと、仕事の合間に騒ぎ始めた。
龍「何してんねやろ...」
亜「寝てるんじゃない？」
龍「もう昼の2時やで？」
玲「そういう日もあるでしょ」
龍「でも昨日の夜の10時からやで？」
メ「んー...仕事忙しかったんじゃないの？」
龍「いや、昨日は夕方で終わるって言ってたんですって」
隼「急遽長引いたとか、違う仕事入ったとか」
龍「そうやとしても、昼の2時やで？」
涼「ほんまにただの飲み過ぎで寝てるのかもしれないっすよ？」
龍「夜の10時から？」
裕「いや、その時は飲んでて、帰ってすぐ寝てたパターンちゃうん」
龍「えー、ほんま心配やねんけど...」
ワイドショーなどで取り上げられている政治的な面などを心配して、Aから連絡がないのは何かあったのではないかと心配が止まらない龍友を、なんとか宥めようとメンバーが頑張っている。
裕「Aちゃんのマネージャーって、うちの会社の人じゃないんすか？」
『向こうでよく仕事してる事務所で、日本語喋れる人を手配してもらったらしいけど...』
裕「JYP？」
『多分そうだと思います』
裕「連絡取れないんすか？」
『ちょっと管轄外なんで確認しないと...』
裕「そうやんなぁ...」
龍友をどうしたら宥められるかと頭を抱えていたその時。
龍「あ、Aちゃんや！」
やっと着信が入った様子。
龍「もしもし？Aちゃん？何してたん？」
「んー...声デカイって...頭痛い」
龍「え、どうしたん。風邪引いたん？」
「ちゃう...二日酔い」
龍「え...なんだ...めっちゃ心配したやん」
「ん...ごめん。昨日こっちで気になってたダンサーのレッスン行ってんけど、向こうも知っててくれて飲みに連れてってくれてん。そしたらクラブで盛り上がって飲みすぎた...」
あかん、吐く、と電話の向こうでバタバタと音がする。
龍「あー...よかったぁ...」
亜「何て？」
龍「二日酔いやて。今吐いてる」
きつそう...、と心配そうに電話を繋いだまま待っている龍友を見て、一同は呆れる。
玲「だから言ったじゃん」
涼「心配しすぎ」
裕「3日でこれってどうなるん、これから」
メ「先が思いやられる」
亜「どうにかなんないかなー...」
隼「Aちゃん騒ぎ、結構めんどくさい(笑)」
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年9月6日 20時
