__時には__ ページ47
.
龍「やめへんくていいよ？」
「ん、やめるつもりないよ？」
そう言ってAは龍友の耳に音を立ててキスをする。
龍「ふふっ(笑)」
「何感じてんの？(笑)」
龍「ちゃうし(笑)」
「龍友くんがいっつも私に言ってることやで(笑)」
そんな会話をしていると、料理が出来上がる。
龍「できましたー」
「食べよ食べよ」
2人は料理を運び席に着くと、いただきます、と食事を始める。
龍「どう？」
「ん、おいしい」
龍「お腹溜まりそう？」
「ん、平気」
美味しそうに食べている姿を、龍友は微笑ましく見守っている。
しばらくボーッと見つめてしまい、Aが心配そうに覗き込む。
「どうしたん？」
龍「あ、いや...」
「なんかあるなら言っていいよ？」
気になるし、とA。
龍「ん...ちゃんとAちゃんが笑ってる顔見たのいつぶりかなって思ってた」
「何それ(笑)どうしたん」
龍「いや...何となく」
「なぁ...怒らんで聞いてほしいねんけど...」
少し言いにくそうに口を開く。
龍「何？」
「龍友くんもっと友達と遊びに行った方がいいと思うで？元々そういう人やねんから。私とずっと一緒にいて、色々見失って欲しくない」
まっすぐ目を見てそう告げた。
龍「ツアーの準備で疲れてたから、なかなか誰かと出かけようってならへんくて」
「でも誘い断ってるやろ。私知ってるよ？たまには行ったらいいやん。私なら別に平気やし」
龍「Aちゃん、そんな僕から離れたいん」
「そういうことちゃうやん。最近一緒に居過ぎてよくないと思う...私も、一緒におることに慣れ過ぎて、知らん間に龍友くんにヤキモチ妬かせたりしたし...」
龍「どうしたいん？」
「前に龍友くんが週一でデートしよって言ってくれたやん？その日以外は、基本自分の部屋に帰ろうと思う」
龍「ん...」
「別に浮気したりせんよ？私には龍友くんしかおらんもん」
龍「僕やってAちゃんしかおらんで？」
「やったら平気やん。ほとんど毎日顔は合わせるし。少しだけ一緒にいる時間が減るだけやん」
龍「ん...でも」
「どうしたん？」
龍「Aちゃん、何でそんな寂しくなさそうなん」
「寂しいに決まってるやん(笑)でも、長く龍友くんと付き合っていきたいから、そのために言ってるんやん。とりあえず今日はいつも通りおるし、明日返事聞かせてくれへん？」
龍「ん、わかった」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べてぃ。(プロフ) - あさのさん» コメントありがとうございます(^^)是非、書かせていただきます！しばらくお待ちください(^^) (2019年8月23日 8時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！裕太くんと仲良しすぎて龍友の独占欲が爆発しちゃうところがみたいです（＾ν＾） (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年8月8日 21時
