勝敗 ページ46
小塚side
そう言われてから10分。
いい加減、終わらないものだろうか?
七鬼は待ちくたびれてスマホでゲームをしだすし、黒木は誰かとスマホで話してる。
全く、こんな時に……。
そう思いながらまだ言い争ってる若武と上杉を見る。
流石に無視しているままでいる訳にはいかない。
「2人とも、どうしたの?」
と、僕は声をかけた。
すると2人はぐるりとこちらを向き立て続けにいった。
「小塚、どう思う。コイツ、負けたのにイチャモンつけてくるんだぜ。」
と、上杉は言う。それに対して、
「はぁ!?何言ってんだよ、お前絶対後出ししただろ。」
と、若武は言った。
すると上杉はまた若武に向かって睨む。
「あのな。大体、おまえはなぁ_____」
ビリッ
何かが切れたような音がした。
僕にしては珍しい、堪忍袋の緒。
「いい加減にしなよ。さっさとけりつけて。」
と、僕が静かに言うと取っ組み合っていた2人は硬直して、他の事をしていた黒木と七鬼もこちらをマジマジと見つめてくる。
「やべぇ、小塚がマジだ。」
「おい、さっさとしろよ。なんかあったらどうすんだ。」
「……。」
と、みんなが僕の事についてヒソヒソと話しているのを聞いて紅くなる。
ガラじゃなかったかな。
「あの、」
僕がそう言うとビクッと武・杉は肩を跳ね上げた。
「もう一回、ジャンケンすれば良いんじゃないかな。そうしたらやり直せるでしょ?僕も見とくからさ。」
そう提案するとすぐに頷いてジャンケンの姿勢を2人は取った。
_____結局、若武は負けたけど。
_______
そして。
小塚vs若武のジャンケン大会が始まった。
正直、負ける気しかしない。
「さーいしょーはグーっ、」
あ。
「ジャーンケーンポンっ!」
僕が出したのは、チョキ。
若武は……
グーだった。
「………。」
握りしめている自分の手を呆然と見つめる。
とっさに思い立ち覚悟を決め、ポケットからスマホを取り出す。
「………。」
そして、kzメンバーは無言で電話をかけようとする僕を恐る恐る見つめている。
プルルルル……
プルルルル……
「はい、美門です。」
よしっ!
____
こんにちは、作者です。
もうそろそろ続編に行こうと思います。
まぁ、50話まで、きっちり更新しようと思いますが。
これからも宜しくお願いします。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
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X
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西 - この方角に福があるはずです
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かい。 - うーっ! (2021年4月21日 17時) (レス) id: 36f03a2793 (このIDを非表示/違反報告)
かい - 応援、ありがとうございます。(言葉の連鎖。。。) (2021年4月1日 2時) (レス) id: 5fd3cd3da4 (このIDを非表示/違反報告)
かい - ありがとうございます!ウラツク経験者とはいえ、まだ初心者なので。。。続きが気になるといってくれて嬉しいです。 (2021年4月1日 2時) (レス) id: 5fd3cd3da4 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 - すっごく続きが気になります…頑張ってください! (2021年3月31日 19時) (レス) id: f356979ff0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - ありがとうございます!ホムペの時などもみて頂いて嬉しかったです。これからもよろしくお願いいたします。 (2021年3月23日 2時) (レス) id: 5fd3cd3da4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かい。 x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Hghj/
作成日時:2021年3月7日 19時