10話 ページ11
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一目惚れをして数日。
私は今、黒子くんと肩を並べて歩いている。
今思うと、王子に紹介してって頼んだり、一緒に会ってもらったり、ちょっと図々しかったかな…
でも、じゃなきゃ話すこともできない相手を好きになっちゃったから。
諦めるなんて、私にはできない。
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「あ、私の家、ここだから…。送ってくれて本当にありがとう。」
好きな人との時間はあっという間で、少し寂しい。
黒「いえ。今日は楽しかったです、ありがとうございました。」
「私も、すごく楽しかった…。あのっ…」
連絡先、教えて。
言わなきゃ。
今日で終わりたくない。
また、会いたい。
言え、言え、自分!
黒「?雨月さん?」
「連絡先っ!……教えて、ください。」
やば、緊張して声裏返った…恥ずかしすぎる!!
黒「ふふっ、そんな緊張しなくても大丈夫ですよ。雨月さんって人見知りなんですね。」
あ…笑った…
「黒子くんって、意外とよく笑うんだね。」
黒「え?そんなこと言われたの、初めてです。…きっと、雨月さんとの趣味の話が楽しかったからだと思います。」
「えっ、」
やばい、嬉しすぎる…
黒「僕、SNSとかやってないんですけど、いいですか?」
「うんっ。全然大丈夫!」
やった!
連絡先教えてもらえた!
夕、王子、やったよ〜!
黒「では、また。おやすみなさい。」
「おやすみなさい。気を付けてね!」
遠ざかってく黒子くんの後ろ姿を見て、少し寂しかったけど、ドキドキがおさまって安心もする。
もっと知りたい。
もっと話したい。
この気持ち、私はいつか伝えることができるのかな。
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ァパ - 良い (2017年3月11日 9時) (レス) id: 949a1faf67 (このIDを非表示/違反報告)
菊毬 - 逆ハー系の小説をよく読むんですが、こういう片想い系もキュンキュンして大好きです!更新待ってます! (2016年4月9日 16時) (レス) id: 56f581a616 (このIDを非表示/違反報告)
脳傷爆発ガール - タイプがテツくんなので、この小説ドストライクです!!!これからも頑張ってください! (2016年3月21日 21時) (レス) id: e8438eee71 (このIDを非表示/違反報告)
侑莉子(プロフ) - ケータイとパソコンでIDが違いますが、同一人物です。 (2016年3月16日 0時) (レス) id: c939cf2e6f (このIDを非表示/違反報告)
侑莉子(プロフ) - ココ咲きさん» ありがとうございます!私のタイプがテツくんなので、この小説は妄想です(笑)共感してもらえると嬉しいです! (2016年3月16日 0時) (レス) id: c939cf2e6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:侑莉子 | 作成日時:2016年2月22日 22時