肆 ページ5
「いってて、、、」
壁に叩きつけられたところが痛む。
あーしくった。
あの後補助監督さんの場所に戻りそのまま高専に来た。
病院に行くか聞かれたが、面倒くさかったので無視。
今は自分の部屋に向かって歩いているが
「、、、やっぱし硝子ちゃんとこ行くかぁ」
足を止め反対側に足を進める。
××××××××××××××××××
「およ?恵じゃん」
「ぜ、、、A先輩」
保健室の扉からひょっこりと顔を覗かせると傷だらけの恵の姿が。
え?何?ちょーウケんだけど。
「恵ちゃ〜ん。どうしたのその傷。ウケる」
にやにやしながらからかい、写真を撮る。
やべ、ちょーウケる。後で皆に見せよ。
(この人本当に五条先生に似てるな)
「別に、呪霊と戦ってつけた傷ですよ」
ほ〜ん。
「嘘だ。もっと何かあったでしょ。そういう顔してる」
じっと恵の顔を見る。
「あんた何でそんなこと分かるんですか、、、」
「んーんー。感」
「俺あんたのこと騙せた事一度も無い気がする、、、」
そもそも恵は嘘つかないでしょ。
つくとしても優しい嘘だ。
「まぁ、めんどくさい事は起こりましたね」
「何々?!」
「宿儺が受肉しました」
「お?」
宿儺が受肉、、、じゅにく?
「ええええええええええええええええええええええええええ!!」
「声うるっせぇ!」←
「え?!え?!まじ?まじなの?!会いたい!!チョー会いたい!!その受肉した子に!!ねえ!どんな子?どんな子?!」
「A少し静かにしないか。うるさい。保健室出禁にするぞ」
「ああ!ごめんね硝子ちゃん!興奮しちゃって、」
「そもそも何しにここに来た。用がないなら帰ってもらうからな」
「あ、そうだった。ケガしてるよちゃんと」
「ちゃんとって何だ」
さっきまで痛かった背中をさする。
服を脱ぎ治してもらおうとするが、
「バッッッ!何考えてるんですか?!」
恵に阻止された。
何で??
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作者名:頑張る人(パソコン) | 作成日時:2021年4月1日 21時