偏差値低めのJKに大正時代は無いって【鬼滅の刃】

第十六話　「犬猿の仲」 ページ16

善逸「俺の名は我妻善逸です！！Aちゃん！
俺と結婚してください！！」

「いやぁ〜まだ親密度足りなくない？」

善逸「えええ！でもさっき僕と目が合ったし！
きっと俺達は結婚する為に出会ったんだと思うんだ！」


先程の玄関先から移動して客間へと案内された私達。

そして必死な彼の求婚アプローチを何とか傷付けずに
交わしているのだが、一向に彼は引き下がらない。

どうしたものかと、とりあえず梅子さんか慈悟朗さんに
助け舟を求めた。

だがその助け舟は暫く来ないだろうと私は悟った。


梅子「だから言ってるじゃないか！アンタのやり方は
古すぎるんだもっと効率よく出来ないのかい！？
そりゃ善逸くんも逃げるに決まってるよ！！」

慈悟郎「貴様こそ相変わらず時間厳守すぎる！！
効率云々関係無くただ修行の時間が短いだけじゃろ！！
初心者のAちゃんが可哀想でならん！！」

梅子「アタシにはアタシのやり方があるんだよ！
口出ししないで欲しいね！！」

慈悟郎「貴様が先に口出してきたんじゃろ！！」

梅子「事実を言っただけだよ！！」


何故なら二人は今、喧嘩勃発中だから。

行く前から聞いてたけど、慈悟郎さんと梅子さんは
柱時代から犬猿の仲らしい。

でも柱を引退してもこうして家に行く仲なんだから
きっと本当は仲が良いんだろう、と私は思う。


「そ、そういえばさ、善逸くんもなるの？鬼殺隊。」

善逸「えっ。」

「え？」

正直求婚の返し方も尽きてきたから
何か違う話題をと思い鬼殺隊の話を口にした途端
善逸くんはみるみる青ざめていってしまった。

あれこれ地雷だった？

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