第3話 ページ5
翌日の朝礼
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担任「田村、ちょっと来い」
私、先生に呼び出しされるようなことしてないんだけど・・・
そう思ったけど、しょうがないから教卓の前まで行く
担任「赤司からお前に渡してくれと頼まれた」
『赤司くんから?』
担任「お前を探していたのに見つからなかったらしい」
探してた?
これを渡すために?
『ありがとうございます』
とりあえずお礼を言って自分の席まで戻る
あの赤司くんから渡されるものなんて想像がつかない
何なんだろう・・・?
少し不安に思いながら茶封筒の封を切ったら中に入っていたのは紙が二枚
内容が気になって、折りたたまれた紙を一枚開く
『えっ?!』
"入部届"
大きく書かれた文字より驚いたのはその下
"男子バスケットボール部 マネージャー"
綺麗な字でそう書かれていた
『何これっ』
とりあえずもう一枚の紙も開こうと手を伸ばしたら、よく知った声に文面を読み上げられた
赤司「これを持って職員室に行け」
『・・・赤司くん!』
赤司「不思議だな。探す必要が無い時にはすぐに見つかるのに」
『そんなことどうでもいいです。それより、これはどういうことですか!』
赤司「見たままじゃないか。Aは今日からバスケ部のマネージャーだ」
『私の意見を聞く気はないんですか!』
赤司「本人の意見を聞くより周りの意見を聞いた方が信用できる」
赤司くんの言葉に、この前友達に「マネージャーやりたいんだよね」と話したことを思い出す
赤司「僕の命令は絶対だ。・・・ただ、今回は少しサービスしようか」
『サービス?』
意味が分かっていない私の手から赤司くんは入部届を奪って言った
赤司「命令の内容は?」
『これを持って職員室に行け』
赤司「そうだ。だが今回は僕が持っていく」
『それじゃ私強制的に入部させられるってことd』
赤司「Aは前に僕の命令は絶対に聞かないと言っただろう?
僕がこれを持っていけばAは僕の命令に逆らったことになる」
『・・・っ!』
赤司「これで文句はないはずだ」
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相変わらず涼しい顔の赤司くんに、返す言葉が見つからなかった
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燦闇夜月(プロフ) - ばななさん» おーデュラララかww 俺も好きなんだよな〜ww (2013年1月23日 22時) (レス) id: 71942237d4 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな(プロフ) - 燦闇夜月さん» あ、今からデュラララ見てくる♪ (2013年1月23日 22時) (レス) id: e141cda807 (このIDを非表示/違反報告)
燦闇夜月(プロフ) - ばななさん» wwww そうだねww (2013年1月23日 22時) (レス) id: 71942237d4 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな(プロフ) - 燦闇夜月さん» あ〜そういうことか。すごいね、その人の発想力ww (2013年1月23日 22時) (レス) id: e141cda807 (このIDを非表示/違反報告)
燦闇夜月(プロフ) - ばななさん» 月ってところだと思うよww (2013年1月22日 23時) (レス) id: 71942237d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばなな | 作成日時:2012年12月24日 23時