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第1話 ページ1

『彼はいつも優しく誰にでも平等なんですよ!』



いつも通り”彼”の話をする彼女。私は嬉しそうに話す彼女の笑顔が大好きだ。



「Aが言うのならそうなのだろうね。どんな人か私も会って見たいな」



『出来るのなら会わせてあげたいんですけどずっと前から連絡がつかなくて。』



そう言って彼女は顔を曇らせる。



「そうなのかい?」



『ええ。…でも私に会いに来てくれるって言ってたから待ってます!』



嗚呼、何て儚いのだろう。こんな美しい彼女が恋をする男性なのだからさぞ良い人なのだろう。



「一途だねぇ。…私を見てくれても良いのに。」



『私には”彼”が居るので!』



「良い加減その”彼”が誰なのか教えてくれてくれ給えよ」



好奇心。嫉妬。そういう単純な感情だった。Aを振り向かせる何を持っているのか。どんな男なのか。



『まあ、別に良いですよ。』



だが次の言葉を聞いた瞬間、私は身動きが取れなくなった。



『織田…作之助さんです。』



口が乾き手に汗が滲む。もしかしたら人違いかもしれない。けれども先刻彼女は「ずっと前から連絡がつかない」と言った。



『太宰さん?』



私のただならぬ様子を察してか彼女が声をかけてくれたがその声すら耳に届かない。



そういう事か。



だから”あの時”織田作は___

第2話→



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果汁ジノ%(プロフ) - ゆかりちゃん、やっぱり凄いなぁ……順位40位おめでとう( ´ー`) (2018年6月23日 14時) (レス) id: a6a058aaa7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆかり | 作成日時:2018年6月16日 23時

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