検索窓
今日:14 hit、昨日:30 hit、合計:112,522 hit

ページ32 ページ37

彩side

何でこんな事に・・・

私が心の中で落胆していると

紗姫が話しかけてきた

「彩、ここの問題がわからないの」

あーここはな

「まず、ここの解き方についてアドバイスすると・・・」

そう

私は今、3人に勉強を教えている

あの時、紗姫がいった言葉の意味がわからず

疑問を浮かべていた事を覚えてる

もちろん顔には微塵も出さずに

夕食を食べ終わると各自部屋に戻っていたから

私も部屋に戻り、パソコンをいじっていたら

紗姫達が「勉強教えて」と、けしかけてきたというわけ

「うーん。彩に教えてもらってから、勉強がはかどるよ」

紗姫が伸びをしながらいう

「後2日か・・・。試験」

私の部屋にかかったカレンダーを見ながら紗姫がぼやく

突然押し掛けてきた日から、もう5日がたち

あと2日で試験日までなった

ちなみに私、勉強ちっともしてない

そんな事する時間があるなら、もっと別の事するっつーの

ま、その時間に紗姫達に勉強を教えてるんだが

「それにしても、彩の部屋って殺風景だよね」

殺風景で悪かったな

紗姫の言葉に心の中で突っ込む

「なんかこの部屋、ツートンカラーになってね?」

祐飛が最もな疑問を口にした

私の部屋はシングルベッドにしては1回り大きい黒いベッドに

白いクローゼットとタンス

あと、黒いデスクに黒いカーペットそれに黒い椅子

フローリング自体は白くて、壁も白

紗姫達が座ってるソファは白でクッションは黒

3人の勉強道具が置いてある低い丸テーブルはガラス

でも、この部屋に唯一私が必要だと思った家具がある

それは、本棚

本棚は黒だけど、とてつもなくデカイ

本棚は天井までの高さがあり、横幅は2mはあるんじゃね?

って思うぐらいの横幅

その本棚にピッタリに収まる本

紗姫達が初めて私の部屋に入った時

この本の量に驚いていた

私的には少ないぐらいなんだけど

「黒と白だよね。彩の部屋って。

なんか、男の子の部屋みたい」

紗姫は言った後、ハッとした顔になり慌てて弁解し始めた

「あ、えっと、彩のことを侮辱したわけではなくてね。

きゃ、客観的にみたらそう見えてただけで・・・」

紗姫の慌て様が可笑しかったのか祐飛と蓮が笑いだした

その2人をみて紗姫がムッとした顔になり口喧嘩に発展

収集がつかなくなってしまった

はぁ

・・・これで勉強捗るのか?

ページ33→←ページ31



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天奏 | 作成日時:2018年12月19日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。