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紗姫side
「はぁ?!
もともとはね、柊羽が・・・」
「いや!
こうなったのはお前の所為だ!」
私、紗姫と祐飛達はフィリップス・アカデミーの門の前で
彩が来るのを待っているんだ
そして、何故柊羽と結が口喧嘩しているのかと言うと
原因は、どっちもどっち
彩より早く着いて、ドヤ顔しとこうって事になって
約束の10分前に来たんだ
今の時刻は8時5分前
5分あれから待ってるんだけど
彩が予想以上に来ないから
待つ事になったのは誰の所為だって柊羽が言ったら
結が「柊羽の所為でしょ」って言ったから
今の状況なんだ
本当は柊羽が提案して結も心良く
それに賛同したから私としてはどっちもどっちなの
私は送ってもらったこっちのメイドさん
葵さんに声をかけた
「葵さん。
結と柊羽っていつもこんな感じなんですか?」
葵さんは2人の言い争いを聞いて笑いながら言った
「えぇ。2人はいつもこんな風よ。
よく飽きないわね」
「そうですね。
それより、ありがとうございます。
ここまで送ってもらっちゃって」
私はペコリとお辞儀をした
葵さんは「なんて事ないわ」と
いいながら首を横に振った
「彩お嬢様に頼まれたんだもの。
ちゃんとお役目を果たさなくちゃ」
え、彩に頼まれたんだ
今初めて知った
「彩お嬢様がね、貴方達アメリカのこと
何にもわからないだろうからって」
そうなんだ・・・
「あの、彩ってアメリカでは
どんな風なんですか」
「彩お嬢様ねえ・・・」
葵さんは、少しの間考える素ぶりを見せて
残念そうに言った
「こっちでは、私は比較的よく喋ってもらえる方かな。
結や柊羽よりは全然だけどね」
結や柊羽よりは全然って・・・
それは、ほんのちょっとって意味だよね
うーん
やっぱ彩って謎だな
「あれ、なんでお前ら先にいんの?」
うわっ!
彩の事考えてたら彩が来てビックリしたぁ
「彩、待ってたんだ」
「え、お前らが先に?」
彩が少し驚いたような雰囲気になった
表情は変わらなかったけどね
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作者名:天奏 | 作成日時:2018年12月19日 15時