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彩side

「うう・・・。気持ち悪い」

紗姫大丈夫かよ

今、私達はジョン・F・ケネディ国際空港に到着した

だけど、紗姫達は乗り慣れてない飛行機に

13時間も乗ったものだから完全に

酔ってしまったみたいだった

祐飛と蓮も完璧ダウン

3人共、ソファに横になっている

私はポケットに入れてあった懐中時計を見た

「もう少しで車が来ると思うから

それまでここで休むか」

3人はゆっくりではあるが、頷いた




〜10分後〜


私のスマホに一件のメールが届いた

内容は、これ

「彩、今駐車場に着いたぞ」

たった一言

ま、あいつならこれだけで充分っていいそうだな

私は高速で返信する

「わかった。すぐ行く」

紗姫達は、まだ辛そうにゴロンとなっていた

「ほら、迎えきたから行くぞ」

「う、うん」

3人はおぼつかない足取りで立ち上がった

この先が想いやられるな




私達が駐車場に行くと

一際大きな黒い車があった

私は一目で目星をつけ、その車に近寄った

私が近寄ると、助手席のドアが開き

1人の男子が降りてきた

「久しぶりだな。彩」

「ん。久しぶり。柊羽(しゅう)」

私はその男子、柊羽と軽い挨拶を交わして

3人を紹介した

「よろしくな。

俺は雪平 柊羽(ゆきひら しゅう)

こっちで彩の身の回りを任されている。

もう1人彩の事を任されている奴がいるんだが

そいつは今家にいるんだ」

祐飛達は聞いているのかいないのか

よくわからない表情で聞いていた

柊羽は怪訝な顔をした

私は紗姫達が酔った事を話した

そしたら、柊羽が納得したっぽくて

同情するような表情になる

「まぁ、初めは誰でもそうだよ。

俺もそうだったから。

慣れれば酔わなくなるぞ」

「・・・早くいこーぜ」

・・・おいおい、マジで大丈夫かよ



「うわっ。でか」

紗姫が漏らした呟きの声

でも、それほどでもないと思うんだけどなぁ

私の部屋は住み込みで働いてる執事達と一緒の階だし

客室も2、3部屋しかない

リビングは・・・あっちと同じくらいだけど

私達が門をくぐろうとしたら

「彩ーーー!」

私の名前を叫んで抱きついてきた人物がいた

「結。元気だったか?」

「うん!元気だよ!」

「えーっと、この人は?」

上手く状況を掴めずにいた紗姫が聞いた

「こいつはこっちで私の身の回りを任されている

柊羽以外の人」

「有栖 結(ありす ゆい)です。

彩の身の回りを任されています!」

結が元気よく挨拶をした

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作者名:天奏 | 作成日時:2018年12月19日 15時

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