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彩side
私はため息をついて、ポケットから
小さな小瓶を取り出した
私の自信作をね
1つの小瓶には、鮮やかな青色の液体、
2つ目の小瓶には、澄んだ緑色の液体が入っている
私は2つ目の小瓶をあいつに放り投げた
それをあいつは、ポンッと栓を取って一気に飲んだ
私は呆れてしまった
「それ、自己治癒力高める飲み物ではあるけど
人によって効き目違うからな。
それに、お前の体に合わせて作ってるからいいけど
他人が飲んだら良くなるどころか、悪くなるし
最悪の場合死ぬからな」
「分かってるって」
「あと、何回も飲んでると体性が出来てしまって
効果が薄くなるから1年に2、3回が限度。
じゃ、気をつけろよ」
私は言うだけいって書斎から出た
ちなみに私、これ飲まなくても怪我は数日で治る
もともと、自己治癒力&免疫力も強くて
例えばナイフで手を切られても1日で治るし、
骨折したとしても1週間あれば治る
全身骨折だとしても、ね
さてと、そろそろパーティーの準備をしよっかな
「やっと終わった」
「お疲れさま」
会場を出て車に乗り大きく伸びをした
お疲れさまってな、もとはといえばお前のせいなんだからな
「彩、家移るの留学から帰ってきた時にしない?」
ま、その方が楽かもな
「じゃあ、荷物だけあっちに運んどいて」
あいつは頷いてから、思い出したように言った
「そうそう、彩が専属執事に指名した3人だけど
彩の部屋に行かせてるからね」
「サンキュー」
これで、探さなくて済んだ
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作者名:天奏 | 作成日時:2018年12月19日 15時