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【彩←KZ】*KZがアーヤにデレてるだけ* ページ12

「正直さ、一緒に海行かね?って誘いたいけどさ、何となく背徳感感じるじゃん」

「まぁね。アーヤ、結構胸大きいし」

「む・・胸とか言うな」

「上杉、顔真っ赤じゃん」

美門はそう言って、軽く冗談交じりに茶化す。
黒木はそこら辺慣れすぎてるんだけどな。

「アーヤが、女子としてでなく一人の団員として見てねって気持ちがあるのは分かるんだけど、ね」

小塚は、そう言って苦笑い。
実際、俺もそうだ。


「正直、アーヤからのチョコは、他の子にもらうのと違うよな」

「アーヤの前では数が大事って、若武先生言ってたのにね」

「・・あ、あれは強がりだ!」

「俺は、渡してくれる人のほうが中身よりも量よりも大事だと思うが」

「たしかに、アーヤからのは最後まで残したくなるよ」

「取っておきたいっていうか・・見返りのホワイトデーにも余計力入るし」

「あぁ・・それな!」

・・なんだか、久しぶりにメンバーの気持ちが一致した気がする。
リーダーの俺としては、嬉しいようで少し複雑だ。


「アーヤが可愛い服とか着るとするじゃんか。そしたらさ、めっちゃ警戒心沸くの俺だけじゃないだろ」

「自分の心と、他人の目線に対してめっちゃ注意がいく」

「・・立花、隙多いからな」

「僕としても、アーヤはもうちょっと危機感覚えたほうがいいと思うよ」

「俺も思う。・・・アーヤと同じクラスの男子ってさ、表に出さないだけで、結構アーヤのこと可愛いと思う人多いし」

「・・うわ、美門、それまじかよ。俺のチームの団員が、他の野郎にそういう目線で見られてると思うと、軽く殺気沸くわ」

「今日だけはお前の意見に賛同できる」

ガヤガヤと話し出す。
これでもしアーヤが寝てなかったら、俺(と、多分上杉や小塚も)地面に埋まりたい気持ちになると思う。
いや、てか絶対になるわ。

「あ・・皆、静かに」

小塚の言葉で、KZの目線がアーヤに行った。

「・・ぅん?」

アーヤが空ろな言葉を発した。
完璧に目を覚ましてはいなさそうだが、少し起してしまったのだろう。


「・・・静かにしてるか」

俺がそう言うと、KZ全員がうなづいた。


アーヤが目覚めるころには、皆まじめに会議を続けていたのであった。

【黒彩】*俺のお姫様*→←【彩←KZ】*だって俺たち男子だから*  下 ネタ 注意!



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さまー - アーヤが美門って呼んでるから翼って読んでて欲しいです! (5月24日 20時) (レス) @page25 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
pua - 砂彩書いて欲しいです!ホント面白いです!わたしもこう書けるようになりたいっ! (2021年5月18日 13時) (レス) id: b5e633d6ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆっゆっち - 黒彩もっと見たいです!体に気を付けて頑張ってください (2020年7月5日 20時) (レス) id: 14eff17734 (このIDを非表示/違反報告)
間葉 - 黒彩がみたいです! (2019年3月29日 23時) (レス) id: 8e4a69fdea (このIDを非表示/違反報告)
mimiko(プロフ) - すごく面白いです!美彩の作品をもっと読みたいです☆更新頑張ってください☆ (2018年3月25日 17時) (レス) id: 5555f18d7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フルグラ | 作成日時:2017年10月27日 16時

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