う.ら.た.ぬ.きさんに救われた謎多きふわふわアイドル

【38】ライブのあと ページ39

うらたぬきside



ライブのアンコールまで終わり、汗だくになりながらも裏に戻ってきた。



やっぱりライブは最高で楽しかった。



汗などを処理しながらなんとなく皆で雑談をしているとセンラが思い出したように顔を上げた。



センラ｢あ、そういえば由来ちゃんみつけた…｣



luz｢えっ！？｣



うらた｢俺と坂田もAちゃんと未来ちゃんみつけたよな…！｣



坂田「そう！いた！」



センラのその言葉で俺も思い出した。



ライブの余韻で忘れてしまっていた。



場所を急いでスタッフさんに伝え、呼んでもらうように頼んだ。



天月｢センラくんよくわかったね…｣



センラ｢目の前やったし、センラさんって呼んでくれてたから…｣



智久｢えー！国民的アイドルに名前叫ばれるとかやばすぎ！！！｣



智久くんの言葉にセンラは"せやろ"と少しドヤ顔。



由来ちゃんってあんまり叫ぶイメージなかったけど、ライブで叫ぶんだ…。



Aちゃんは叫んでなかったな…なんて少しセンラを羨ましく思ってしまう。



坂田｢華美ちゃんも叫んでくれたで！！｣



うらた｢Aちゃんはこたぬき探してたらみつけた。華美ちゃんの隣だし、わかりやすかった｣



緑のペンライトと隣にいる華美ちゃんの圧倒的存在感と声で気づいた。



坂田｢めっちゃ嬉しかった！うらさんも嬉しそうだったよな〜！｣



うらた｢こたぬきみつけてファンサしてたんだけどAちゃんにやったら固まっちゃってさ、華美ちゃんが心配してたよね｣



坂田｢俺も手ふったら華美ちゃんめっちゃペンラふってくれた!｣



今思い出しても反応が可愛くて思わずニヤけそうになる。



まふまふ｢えっ！僕気づかなかったです…｣



そらる｢俺たちのリスナーじゃないんだから気づかないのが正解だよ｣



俺も未来ちゃんと由来ちゃんはみていないし、あんだけ見つけたいと思っていてもやっぱり自分のリスナーをみてしまうんだなと少し思った。



志麻｢てか浦島で俺だけやん、みつけられなかったん｣



センラ｢未来ちゃんおとなしくペンラふってたからなぁ…｣



グループ名は叫ぶ派と叫ばない派2人ずつらしい…。

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