う.ら.た.ぬ.きさんに救われた謎多きふわふわアイドル (ページ3)

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【２】待ち合わせページ3

私と華美ちゃんは最寄りが同じ。

でも未来ちゃんたちとは違うから会場までの乗り換えの駅で待ち合わせ。

華美｢Aっ！あれ、２人じゃない？やっぱり黄色目立つね～おーい！｣

私の肩を叩いてそういった華美ちゃんはわかりやすいように坂田さんのうちわをふる。

『華美ちゃんまって…！ただでさえ見た目で目立つのにうちわまでふらないでっ…』

今日はグループ名お揃いでパーカーをきている。

それも緑、紫、赤、黄目立つなんてもんじゃない。

｢あの人たち絶対crewじゃない？｣

｢絶対そうだよ！｣

予想通りきこえてくる声。

すると走りながら未来ちゃんがやってきた。

片手をぎゅっと握っているのは姉の由来ちゃん。

未来｢華美！もうちょっと頭使えないわけ？お姉ちゃんのこと考えてよ！｣

華美｢えっ？あ、ごめん…｣

未来ちゃんはせっかくのライブの日だっていうのに怒っているみたい。

気持ちはわかるけど…。

由来｢未来、そんなに怒らないで？私なら大丈夫だから。早く電車乗ろ？｣

由来ちゃんはこう笑ったけれど私たちはやっぱり心配。

『ほんと？なにかあったらいってね？』

4人揃ったらとても目立つけどライブ会場へ向かう電車にのった。

周りを少しみるとcrewらしき人がたくさん。

可愛いこたぬきさんみると自信なくなってくる。

同担拒否ってわけではないけれど…。

みんな可愛くしたいのは同じなんだよね。

そう思いながら周りをみないようにスマホをひらいた。