う.ら.た.ぬ.きさんに救われた謎多きふわふわアイドル

【15】浦島坂田船の自己紹介 ページ16

その後、浦島坂田船の楽屋に行かせてもらった。



うらた｢じゃあ改めて自己紹介でもするか……！｣



あぁっさすがリーダーです！うらたさん！



目の前で話す推しの行動全てに反応してしまう。



うらた｢俺からな。俺は浦島坂田船リーダー、うらたぬき。グループ名はAちゃん推し｣



推しが名乗ったそのあとに続いたのは他でもない私の名前だった。



『あ、ありがとうございます！』



咄嗟にでた言葉と共にお辞儀がとまらない。



あまりの嬉しさに涙がでてしまいそうなのを必死にお辞儀で誤魔化す。



顔をあげるとうらたさんは少し困ったような顔をしていてお辞儀を後悔したけど。



志麻｢俺は浦島坂田船の志麻！推しは未来ちゃん！よろしくな？｣



未来｢……………｣



続いて自己紹介をした志麻さん。



私と同じ感動が未来ちゃんにきたというのに未来ちゃんは黙ってる。



けれど未来ちゃんの顔をみてなぜだかわかった。



華美｢はい、未来照れないの！！｣



そういって華美ちゃんはの未来ちゃん背中を叩いた。



そう未来ちゃんは明らかに照れている。



未来｢照れてねーし！？////｣



その言い方だと照れてるっていってるも同然だけどね…。



坂田｢はい！次は俺！坂田！推しは華美ちゃん！よろしくー｣



にっこりきらきらした笑顔でそういう坂田さんをみて思わず華美ちゃんをみる。



華美｢今日、私命日かもしれない…………｣



『えっ！？死なないで！？』



嬉しいんじゃないの！？



前から笑顔がすきっていってたから喜んでると思ったのに死んじゃうの…！？



センラ｢浦島坂田船のリーマン歌い手センラですー！推しは由来ちゃん。さっきはごめんな？｣



センラさんは自己紹介をして、由来ちゃんをみて謝る。



そして謝られている由来ちゃんはというと未来ちゃんのうしろで顔を隠していた。



けれどその反応が先ほどと少し違うことにほっとする。



由来「い、いえ。私こそ……ありがとうございます」

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