検索窓
今日:9 hit、昨日:16 hit、合計:12,261 hit

【13】事情 ページ14

志麻さんとセンラさんに追い付いたとき、既に未来ちゃんたちと出会ってしまっていた。


華美「センラさん!志麻さん!」



『はぁ、はぁ…由来ちゃん!ごめんね!』



息を整えながら志麻さんとセンラさんの先にいる由来ちゃんに謝った。



うらた「おい、事情があるんだろ」



大好きな声がきこえて後ろを振り向くとうらたさん、坂田さんも私たちについて、こちらにきていた。



坂田「なんで楽屋に来てくれなかったん?」



坂田さんは歩きながら優しく由来ちゃんをみた。



そのとき、



未来「お姉ちゃんに近づかないで!!!!」



未来ちゃんがそう叫んだ。



未来ちゃんの手は由来ちゃんの手をぎゅっと握っている。



由来ちゃんはその場に座り込んでしまった。



浦島坂田船の皆さんへの説明もしないといけないのはわかっていたけど、私より華美ちゃんの方が適任だと思った。



『私、由来ちゃんといるから、華美ちゃん説明お願いしてもいい?』



すぐに由来ちゃんの元へ向かい、隣にしゃがみ背中をさする。



未来ちゃんはただその場から動かなかった。



センラ「ちょっ、どしたん?」



志麻「未来ちゃん、そんな顔せんといて?」



うらた「え、どういうこと?」



坂田「えっ!?」



浦島坂田船の皆さんはやはり驚いている。



『ごめんね。挨拶だけしようと思ったら、皆さん私たちのこと知っていてくださったみたいで…
そしたら志麻さんとセンラさんが2人に会いたいって言って。来ちゃったの…』


お二人にきちんと説明すればよかったのに自分のことしか考えてなかった。



そのせいでせっかく楽しかったライブの日に由来ちゃんにこんな表情をさせてしまった。



私がそういうと落ち着いたのか由来ちゃんが立ち上がろうとする。



『大丈夫…?』



立ち上がった由来ちゃんに気づいた未来ちゃんが離れていた手をもう一度握る。



そして由来ちゃんはすぐに未来ちゃんの後ろに隠れた。

【14】提案→←【12】対面



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らふたーと。(プロフ) - 続き僕も見てみたいです! (2022年8月19日 0時) (レス) id: 0bf516f27c (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - noppiさん» ありがとうございます…!! (2022年5月17日 21時) (レス) id: 0590211447 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年4月14日 19時) (レス) @page21 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:秋桜 | 作成日時:2021年6月4日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。