【イナオリ】こちとら初心者なんだよ！

NO.32 送り物 ページ45

監督の部屋に行き、証拠としてボールを渡したA。部屋を出ると丁度練習が終わった。


そのままAは食堂に向かい、昼食を食べようとしていた。ここ最近は鬼道と豪炎寺の
近くで食べているA。心做しか最近は楽しそうだ。メンバーが集まり、

席について食べ始めたところで監督が来た。…手に荷物を抱えて。



趙「Aさんに荷物が届いてますよ〜？」



『…え……………僕にですか…？』



「はい〜！」と声を出しAに荷物を渡す監督。それを受け取るA。



そして恐る恐る、といった様子で荷物を開け始めるA｡




…………………正直この時ここで荷物を開けたのは案外良かったかもしれない。





少し汚いダンボール箱の蓋を開けた瞬間、中から何かが飛び出した。





坂「なんか飛び出しましたよ今！」




.




.




鬼「『………飛び出した(・・・・・)？』」




.




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「「きゃあっ!!」」





沈黙を破ったのはマネージャー達だった。






神「へ、蛇がいますっ！」






大「し、しかもこれっ､ハブだよ！」





.





マネージャー達からハブ、と聞いた瞬間走り出したA｡





……ハブは毒蛇。





案の定､ハブは灰崎の方向へ向かって動き出した。





灰崎が向かってくるハブに気づいたのは、ハブが目の前にいたから。





灰崎の隣に居たヒロトがハブに気づき目を見開く。





一方Aはハブのすぐ近くまで来ていた。








………瞳に僅かな絶望を纏わせながら。

NO.33 代わりとハブ→←トプ画追加しました

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