俺のマスクを取ろうとしてくるヤツらがまじで怖いからどうにかして欲しい件について 【ツイステ】

マスク＿8 ページ10

前回！俺より身長が5センチ程高い、顔よし、身体よしの人に追い詰められた俺ことA！さぁ〜てどうなっちゃうのか！！


って、そんなことやってる場合じゃない。いやまじで無理だって。目の前に居る男は此方をじっと見つめてきている。手を振りあげる様子は今の所ない。あったら速攻逃げたい、逃げれるならだけど。でもこの先ってトレイン先生の出没地だから廊下走ってるのがバレて敵のいる所なんかに連れ込まれたくない。



あれ、詰んでね…？



だらだらと冷や汗が流れ始める。
絶体絶命だ之。そう思っていると男は何やら動き始めて(勿論俺は強ばった)＿



「ヴィルさんが気に入ったという其の顔！此の土下座に免じて見せていただきたい！！」


土下座した。それもめちゃくちゃ綺麗に。


「…は？」


頭がついてこなくて思考停止した。何なら此奴ヤバいやつじゃねぇのって思いましたまる。

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「＿詰まり、御前はめっちゃヴィルさんを敬愛していてあの人の好みになりたいが故に俺に話し掛けてきたってこと？」


「そういう事だ」


じゃあもっとやり方あったろ…遠い目をしながら若干疲れたような顔で相手を見る。純粋でキラキラ輝いてる目が眩し〜…見掛けに寄らずいい子でした。疑ってごめんなさい。


「ふんふん、で、えーと…名前なんだっけ、」


「ラリー・ザファレストだ」


「そうそう、ラリーくん。俺マスク外したら死ぬからそれ無理」


「ヴィル様の前では外したって言うのにか…！？いや、違うか、俺の顔程度ではまだ見せることは出来ないとそういうわけか…！」


「ちょーっと待て何処の思考回路繋いだらそうなるんだ」


「分かった、もっと自分を磨いてから来いと御前はそう言ってるんだなA・ヤミーリュック！」


「話聞けよ」



前言撤回、此奴全然良い奴じゃなかった。
話聞かない暴走列車だった。

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