湯豆腐屋 ページ48
〜敦side〜
それから僕たちは湯豆腐屋さんに向かった。
メンバーは、僕と太宰さんと国木田さん、与謝野先生に谷崎さんとナオミさん、賢治君と乱歩さんと社長、そして鏡花ちゃんとAさんだ。
「いやー探偵社のみんなって個性豊かだねー」
「…Aさんも個性豊かだと思うよ」
「あはは、そうかなー?」
…自覚ないんだ。
「さあ湯豆腐屋さん到着!鏡花ちゃん、今日は何頼んでもいいからね、私が奢ってあげる!」
「…うん」
「鏡花ちゃんだけじゃなくて、みんな奢ってあげるよ!マフィアの私をせっかく誘ってくれたんだもの!」
「おおー、悪いねA」
「…すまんな」
「いいのいいの!さあ食べよう!!」
それから二時間ぐらい僕たちはずっと食べながら喋っていた。
…鏡花ちゃんはずっともぐもぐ食べっぱなしだったけど。
「へえ、敦君、もともと孤児だったんだ!」
「そうなんですよ、孤児院を追い出されたところを太宰さんに拾ってもらったんです」
「なるほどねー、なんだかんだ言って太宰は良い人だからね!私を助けてくれたのも太宰たちだし」
「Aさんも大変な時期があったんですか?」
「まあねー、あ、そうだ敦君、お酒飲める?」
「…僕まだ未成年です」
「私もそうだけどねー!飲み比べしない?」
「お断りさせていただきます」
「ちぇ、つれないなぁ」
と、そこで与謝野先生が
「なンだいあんた、酒の飲み比べだって?アタシと勝負するかい?」
「おお!与謝野先生、ノリ良いねー!では勝負といきましょう!」
それからAさんと与謝野先生は飲みまくった。
でも二人とも全然酔わない。
「あはは、与謝野先生強いねー!」
「アンタも十分強いよ。アタシと張り合える人を初めて見たねェ」
…Aさん、普通に探偵社員みたいだ。
それからも彼女は色んな人と喋って楽しんでいた。
「ふぅ、お腹いっぱい。鏡花ちゃん、満足した?」
「うん、ありがとう」
「いーえ、どういたしまして!いつでも奢ってあげるから、食べたくなったら私のスマホに電話したらいいよ」
「うん」
「じゃあそろそろ帰りますか!今日はありがとうね、みんな!」
「うん、また遊びにおいで、A」
「アンタ、マフィアとは思えないねェ、また飲み比べしようじゃないか」
「もっちろん!じゃあねーー!!」
そう言って、彼女は帰っていった。
149人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユイ(プロフ) - konohaさん» konohaさん、もう見てくださったのですね!ありがとうございます!紅葉姐さんの口調、難しいです(ー ー;)これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2016年3月9日 14時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
konoha(プロフ) - ユイさん» 参加して下さりありがとうございます!早速見に来ました〜!まだ途中までしか見ていませんが、紅葉さんの口調がとてもいいですね!これからも更新頑張って下さい!続き楽しみにしています! (2016年3月9日 13時) (レス) id: d306aa4c78 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 吹雪始音@色松さん» 鈴ちゃん、読んでくれたんだ!ありがとうございます!そんなに褒めてもらえるなんて…!!紅葉姐さんの口調、難しいです、今研究中(⌒-⌒; )これからも頑張って更新しますね、始音ちゃんも頑張ってね( ´ ▽ ` )ノ (2016年2月24日 2時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪始音@色松(プロフ) - ユイさん、どうも!
読ませて頂きました、鈴こと始音です(`・ω・)
夢主ちゃんのキャラ可愛いですね!そして紅葉姐さんの口調とか上手くて羨ましい限りです(笑)
これからも頑張って下さいねっ♪ (2016年2月22日 22時) (携帯から) (レス) id: 6e22eac2fd (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 山ノ内さん» わあ!わざわざコメントまでありがとうございます!!頑張って更新します!山ノ内さんの作品も続き楽しみにしています! (2016年2月10日 23時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユイ | 作成日時:2016年2月2日 0時