海外組織 ページ44
〜敦side〜
「えぇぇぇえええええええ!?!?」
探偵社にみんなの叫び声が響き渡る。
「あっははー、驚いたー?」
当の本人は相変わらずニコニコ笑顔だ。
「あっ、君この間の人虎君だよね?君が芥川を負かしたって聞いたとき、びっくりしたよー!すごいんだね!」
「あ、いや、その、あ、ありがとうございます」
…って僕は何を『ありがとう』なんて言っているんだ!?
「お、鏡花ちゃん!!会いたかったよーーー!!」
「…Aさん」
そうか、マフィアの人だから、鏡花ちゃんのことを知っているんだ。
というか、まさか鏡花ちゃんを取り返しにきた!?
マズい!!
どうにかしないと……
国木田さんも同じことを考えたみたいだ。
マフィアの女の子に気付かれないように、普通の足取りで近づく。
そして彼女を投げ飛ばそうとしたその時。
「あっはは、動きが遅いよ!」
「なに!?……ぐあっ!!」
え……!?
あの国木田さんが。
前マフィアに探偵社が襲われた時も、普通に敵をやっつけた国木田さんが。
あっさり吹っ飛ばされた。
「うそ……」
僕は思わず驚きを声に出してしまっていた。
「国木田さん、だっけ?そんな攻撃じゃ、一生私には勝てないよ」
「…今のをどうして避ける事が出来た」
「そんなの、国木田さんが弱いからに決まってるでしょ」
「……っ」
「というか別に、私は鏡花ちゃんを取り戻そうなんて考えてないよ?だって鏡花ちゃんには自分の意思で幸せになって欲しいからね」
「じゃあ何のために来た、マフィアの娘」
「いやー、もしかしたらもう探偵社にギルドの手がのびてるかもって思って来たんだけど…どうやらまだみたいねー。情報は何もなさそうだ」
「ギルド?」
国木田さんが聞き返す。
「うん、人虎が海外組織に狙われてるよっていう話」
「海外組織に僕が……?」
僕は思わず目の前のマフィアの女の子に聞いてしまった。
「そう。まあ太宰が知っているとは思うけど。ねえ?」
「ふふふ、もちろん。その情報を手に入れるために、わざわざ捕まったんだから」
そして太宰さんがその事について、説明し始めた。
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ユイ(プロフ) - konohaさん» konohaさん、もう見てくださったのですね!ありがとうございます!紅葉姐さんの口調、難しいです(ー ー;)これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2016年3月9日 14時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
konoha(プロフ) - ユイさん» 参加して下さりありがとうございます!早速見に来ました〜!まだ途中までしか見ていませんが、紅葉さんの口調がとてもいいですね!これからも更新頑張って下さい!続き楽しみにしています! (2016年3月9日 13時) (レス) id: d306aa4c78 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 吹雪始音@色松さん» 鈴ちゃん、読んでくれたんだ!ありがとうございます!そんなに褒めてもらえるなんて…!!紅葉姐さんの口調、難しいです、今研究中(⌒-⌒; )これからも頑張って更新しますね、始音ちゃんも頑張ってね( ´ ▽ ` )ノ (2016年2月24日 2時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪始音@色松(プロフ) - ユイさん、どうも!
読ませて頂きました、鈴こと始音です(`・ω・)
夢主ちゃんのキャラ可愛いですね!そして紅葉姐さんの口調とか上手くて羨ましい限りです(笑)
これからも頑張って下さいねっ♪ (2016年2月22日 22時) (携帯から) (レス) id: 6e22eac2fd (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 山ノ内さん» わあ!わざわざコメントまでありがとうございます!!頑張って更新します!山ノ内さんの作品も続き楽しみにしています! (2016年2月10日 23時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユイ | 作成日時:2016年2月2日 0時