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39.舞踏会 ページ39

両親は共働き

一人っ子の私は「昼間では絶対に起きないぞ!!」と決め込んで、誰にも邪魔される事なく布団の中でゴロゴロと過ごす春休みの3月25日

ピンポーンとインターホンが鳴るがそんなの関係ない

佐川でもアマゾンでも私の荷物じゃないから関係ない

無視しているとピンポンピンポンとインターホンが連打される


「うるさいなぁ!!留守ですよ!!」

部屋着姿のまま怒って玄関の扉を開けると、同じクラスだった織部君が満面の笑みで立っていた

「いるじゃん」

「絶賛居留守中です」

そう言って玄関の扉を閉めようとしたが織部君の手と足が割り込んできて邪魔をする


「今日俺の誕生日なんだよね」

「だから?」

「祝って」


商品の押し売り訪問販売なら聞いたことがある

しかし、誕生日の押し売り訪問は初めて聞いた

面倒だったがこれ以上関わりたくない私はハッピーバースデーの歌を歌って終わろうとした

「…ハッピバースデーディア織部く〜ん♪…」

「違う」

「…は?」

「織部って呼んで」

私は心の中で舌打ちをする

なんだこいつ?

キャラ崩壊にも程がある


「織部でいい?」

「うん」

…程がある

が、4月からは違うクラスになるかもしれないし、今日ぐらいその崩壊したキャラと我儘に付き合ってやろう


「じゃあ気を取り直して。♪ハッピ…」

「ねぇ?まさかプレゼントが歌だけとか言わないよね?」

「えっ!?ダメ?」

「ダメ。なんで俺が春休みにわざわざ志野の家まで来たと思ってるの?」


私が知るかよ。なんでわざわざ春休みの邪魔をしに来たんだよ?

なんて馬鹿正直に聞き返さず「なんで?」と愛想よく聞き返してみた

すると織部は「俺の大好きな志野と踊りに来た」と言って家の中に入り込むと、玄関の扉に鍵をかけた


織部が私に告白とかおかしな事になっている

踊り?パーティー的な?そんな準備していないぞ?

織部の頭がおかしな成長を遂げようとしている


「志野の親って共働きだよね」

「うん」

「じゃあ今家には俺と志野だけだよね」

「…うん」

織部は私を壁に押し付けると「じゃあどこでも踊れるね」と嘲笑って、服の下に手を入れてくる

踊るって…お前…

気付いた頃には遅すぎて、満足した織部は「今日から志野は俺のモノね」と笑う

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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(プロフ) - 13日の金曜日さん» あっ。正解w元は鬼灯で書いてたものを引用して名前変えだけですからw (2015年7月28日 19時) (レス) id: 50aca512b0 (このIDを非表示/違反報告)
13日の金曜日 - 白澤とか唐瓜とか出てきて鬼灯○冷徹かと思った自分を殴ってやりたくなる、今日この頃 (2015年7月28日 14時) (レス) id: e33d5cb0ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/  
作成日時:2015年5月9日 5時

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