04.天然カップル ページ4
「志野〜 ビーチフラッグしよ〜」
「ビーチは…まずどこに？」
「とりあえず海辺に行けば何とかなるよ」
織部に誘われて海辺に行くが、ここには海辺はなく
「すごい荒波だね」
「おう」
「断崖絶壁しかないよね」
「おう」
ここの海岸は岩だらけでビーチフラッグが出来るはずがなかった
「それは…考えればわかった事だよね？」
「そうだね」
志野は織部のユルさに呆れて溜息をつく
「時間と労力の無駄って考えた事ある？」
「ない」
「だろうなぁ〜」
「じゃぁ志野はいつも何を考えてるんだ？」
「何って…織部の事かな？」
「僕の事が好きなの？」
「…考えた事は無かったな。心配はしてたけど、異性として意識した事がないや」
「なんなんだよ…」
「織部は私の事どう思ってた？」
「一緒にいて楽しいと思ってたよ。だからいつも一緒にいたいと思う」
「loveじゃなくてlikeなら私も一緒だよ」
「それもどうなんだろう？」
「え？」
「一緒にいられる事が当たり前だと思ってたから、何とも思って無かったけど…」
「けど…何？」
「志野が居なくなったらどうなんだろうって考えると、僕は居ても立っても居られないよ。
もし居なくなったら、この海みたいに荒れ果てる自信がある」
「それは大変だろうな。私はずっと織部と一緒にいると思うよ？」
「いつまで？」
「いつまでも一緒じゃないの？」
「志野は僕が居なくなっても平気？」
「そうなってみないとわからないかも」
「当たり前の事の中に幸せってあると僕は思うんだ。だからなくなってから気づいても遅いんだよ？」
「じゃぁ真剣に考えないとね」と言った志野は目を閉じて真剣に考えた結果
「…やだ…織部が居ないと思うと寂しくて泣けてきた」と言ってボロボロと涙を流していた
「うわっ!?変な事言って悪かった!!ごめん」
「ごめんね？やっと気づいたんだけど、私織部の事好きだ」
「love？like？」
「これは…loveの方だ」
「やっと僕と一緒になった。僕はずっとずっと志野を愛していたんだよ？」
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梼(プロフ) - 13日の金曜日さん» あっ。正解w元は鬼灯で書いてたものを引用して名前変えだけですからw (2015年7月28日 19時) (
レス) id: 50aca512b0 (このIDを非表示/違反報告)
13日の金曜日 - 白澤とか唐瓜とか出てきて鬼灯○冷徹かと思った自分を殴ってやりたくなる、今日この頃 (2015年7月28日 14時) (レス) id: e33d5cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鋳 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時：2015年5月9日 5時
