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17.夏祭り ページ17

「浴衣の下ってさ…ノーパンなんでしょ?」

「あぁ。ラインが浮き出ちゃうからですよね。着物でもノーパンの人はいますけど」

「じゃぁ今日の志野ちゃんは…」

「はいてますよ」

「なんだぁ〜」

「ティーバックですけど」

「ねぇ脱がしていい?」

「良くないです!!」

「そうだよね。僕ってやつは…楽しみは後に取っておかないとだね」

「このまま一人置いて帰ってあげましょうか?海の二の舞は嫌です」

「志野ちゃんが可愛いから、つい欲 情しちゃってごめんね?」

「恥ずかしいですけど…私以外に欲 情しないなら許します。
そんな事よりも、夏祭りと言ったら屋台ですよね!?何食べますか?」

「僕は最終的に志野ちゃんが食べれれば…あれ?」

「いいかげんにしてください」とでも突っ込まれると思っていたが、何も言われない


って言うか、志野ちゃんがいない

さっきまで目の前に居たのに…

志野ちゃんは可愛いから誰かに連れ去られたんじゃ?

「このまま一人置いて帰ってあげましょうか?」

冗談だと思っていた言葉が冗談ではなくなってしまった

別れもしないで夏祭りを終えるとか嫌だ


「志野ちゃん…志野ちゃん!?」

人ごみをかき分けて探し回るが一向に見つからない

怖くて

不安で

寂しくて涙が出てきた

もっと志野ちゃんと一緒に居たかったのに


「何泣いてるんですか?」

「志野ちゃん!?どこにいたの!?探してたんだよ?」

「ずっと後ろにいましたけど?」

「名前呼んでも返事なかったよ?」

「ごめんなさい…その時は林檎飴の水あめが思ったよりも硬くて必死だったんです」


両手いっぱいに食べ物やら景品やらを持っている志野ちゃん

僕の後ろをついてきながら、僕を置いて一人充実していたようだ


「はぁ〜…見捨てられたかと思った、誰かにさらわれたのかと思った」

「さらわれたとしたら白澤様の監督不行届ですね。はい」

志野ちゃんは片手に持っている食べ物を差し出す

「織部さんの分です。静かな所で、二人きりで食べましょう。あと…はい」

志野ちゃんは右手を僕に差し出す


「心配するぐらいなら…ちゃんと捕まえていてください」

目をそらして頬を染める志野ちゃんが可愛くて

手と言わず、身体ごと抱きしめて捕まえる

「一生離さないから」

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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(プロフ) - 13日の金曜日さん» あっ。正解w元は鬼灯で書いてたものを引用して名前変えだけですからw (2015年7月28日 19時) (レス) id: 50aca512b0 (このIDを非表示/違反報告)
13日の金曜日 - 白澤とか唐瓜とか出てきて鬼灯○冷徹かと思った自分を殴ってやりたくなる、今日この頃 (2015年7月28日 14時) (レス) id: e33d5cb0ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/  
作成日時:2015年5月9日 5時

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