【カゲプロ】カノ君がＭに目覚めたそうで。【男主】

１８話　〜俺のクラスの担任〜 ページ22

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教室のドアに手を掛けたまま、一向に動く気配の無いセイラ。



今、教室ではＨＲが行われている最中。





つまりセイラは今日も寝坊したのである。






入ろうとはするものの、教室が静か過ぎて入ろうにも入れない雰囲気だ。





貴「(どうしよう・・・本当、俺どうしよう・・・。)」





そんな事を考えながら教室の前でうろちょろしていると、教室の中から自分の名前を呼ぶ声がした。





先生「心音くん、今日も遅刻ですかぁ？」




貴「ひっ!!す、すみません!!!!」



居室のドアを勢い良く開け、自分の席に座る。

周りからクスクスろ笑い声が聞こえるが今はそれ所では無いのだ。








俺の席の前には仁王立ちしている先生。


まだ２０代前半でイケメンという女子からかなり人気のある先生であるが、怒るとめちゃくちゃ怖い。




因みに名前は、猪瀬夕弥。




男子にも女子にも優しいと、評判であるが他の生徒の話によると、俺にだけは厳しいらしい。









・・・・・なぜなんだ。





俺、別に悪い事して無いぞ？







貴「・・・あの、先生。」




夕弥「ん？何だ、心音？＾＾」




笑顔が黒いですよ、先生。



貴「何で先生は俺にそんなに厳しいんですか？」




先生は笑顔から少し驚いた様な顔をする。






夕弥「知りたいか・・・？」




少し複雑そうな顔をして言う先生。




何だ・・・・？訳アリか・・・？






でも知りたいな・・・。







貴「知りたい・・・です・・・。」









やはり、人間の探究心は抑えようとして抑えられる物ではないよな。うん。←









夕弥「・・・じゃあ、放課後美術室に来い。」





少し考える素振りを見せてから俺にそう告げると「ＨＲは終わりだ!」と言ってから教室から出て行ってしまった。









・・・放課後・・・か。



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