KZの方針 ページ6
若武「まず、なぜアーヤが逃げたのかを調査しよう！記録係は、臨時として美門に任せる！」
俺は、家にあったノートを美門渡した。
本当は、アーヤの役目を美門なんかに渡したくはなかったが、やむを得ない。
あいつなら、オールマイティだから、できるだろう。
美門の用意が終わったようなので、話し始めた。
若武「今回の事件名は、『アーヤが逃げた事件』だ！」
そう言うと、七鬼以外が転けた。
上杉「ここは、シンプルに『立花彩事件』でどうだ？」
黒木「それでいい。」
小塚「右に同じ。」
七鬼「俺も。」
チッ、地味な事件名だな。
少し文句を言ってやりたかったが、今回はやめといた。
アーヤの危機だから、仕方ない。
若武「では、なぜアーヤが逃げたのか、黒木と上杉に任せる。
どんなことでもいい。情報を集めてくれ！」
俺は、今までないくらい強く言った。
上杉「任せとけよ。絶対、立花を見つけてやるから。」
黒木「姫のことがそんなに心配？安心しろ。」
自信満々に言いやがった。
悔しかったが、同時に期待していた。
あいつらなら、絶対見つけてくれる気がするからな。
そうして、あいつらは書斎を出て行った。
残りは、俺と小塚と美門と七鬼か。
若武「アーヤについて、何か知ってる奴はいるか？」
誰も手をあげない。
クッソ！
俺たちはアーヤの仲間だったのに、何も気付けなかったって言うのかよ！
俺は怒りを抑えて、解散させた。
若武「残りはとりあえず待機だ。あいつらからの連絡を待とう。これにて解散！」
他の奴らは帰って行った。
俺は1人静かな書斎を見渡す。
寂しいな……。
初めてこんなこと思ったぜ。
男が寂しいとかカッコ悪りぃ。
でも、今は誰もいないよな……。
俺はその場にうずくまり、静かに泣いた。
アーヤとの思い出を心に染み込ませながら。
そして、呟いた。
若武「アーヤ、帰ってきてくれ……。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あき@草売り大魔王(プロフ) - かっちさん» コメントありがとうございます！！シリアスが大好物なもので(((これからも頑張ります！！ (2022年7月4日 16時) (
レス) id: e269879e16 (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - すごく面白かったです！シリアスかけるの羨ましいなあ。これからも頑張ってください！ (2022年7月2日 1時) (レス) @page31 id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 小三さん» コメントありがとうございます！！元気が出る言葉です！ (2022年3月25日 21時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
小三 - すごく面白かったです！！！！！ (2022年3月23日 8時) (レス) @page39 id: a6b1297b7c (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - るぅとさん» コメント、ありがとうございます！！！そんなに褒めてもらえるなんて光栄です！！！夏期講習で埋もれて死にそうですが頑張ります！ (2021年8月16日 22時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2019年10月12日 13時
