俺の姫 *ヤンデレ黒木君?* リクエスト ページ10
「貴和おにーちゃん!」
アーヤはそう言って、俺の足元に抱きついた。
「どうしましたか、姫。」
俺はアーヤの頭を優しく撫でる。
そうすると、アーヤは太陽のようにニッコリと笑った。
ああ、我が姫、今日も美しい。
「アーヤね、今日も良い子にできたんだよ!
うえすぎせんせーに褒められた!!」
「そっか、偉いね。」
そう言って、また撫でるとアーヤは少し照れたように俯く。
そして、しばらく他愛もない会話を続けると、次第にアーヤはこくりこくりと眠たそうにした。
「そろそろお昼寝の時間だ。
さあ、布団に行こう。」
「…うん…。」
俺はアーヤをお姫様抱っこをして、寝室に連れて行く。
アーヤを寝かせ、静かに額にキスを落とした。
「おやすみなさいませ。」
俺のお姫様。
俺だけのためのお姫様。
〜*〜
「おい、起きろ。」
誰かが俺の肩を揺らした。
目を開けると、それは上杉だった。
「悪い、いつのまにか寝落ちしてたらしい。」
どうやら、書類を見ている間に寝落ちしてしまったようだった。
「別にいいけど、たまには布団で寝ろよな。
それと、これ。」
ぶっきらぼうに"それ"を突き出す。
ああ、ありがとう。
ニッコリと笑顔でそれを受け取ると、上杉は言った。
「にしても、お前の愛は大概に歪んでるな。」
この愛が歪んでる?冗談だろ。
ただ少し普通より大きいだけだ。
だって、人は軽い愛では安心できない。
だったら重い方がいいだろう。
俺は甘く艶やかに笑った。
「アーヤが可愛すぎるんだ。」
上杉は冷ややかに俺を見て、ため息をつく。
「ちゃんとした対価を払ってくれれば文句はない。」
俺はクスクス笑った。
あからさまに文句言いたげな顔だけどね。
いいんだ、俺はアーヤを愛している。
アーヤは俺を愛している。
それだけでいいじゃないか。
俺は今日の晩御飯に上杉からもらったものを混ぜる。
美しい姫が美しいままでいれるように
のちに上杉は言った。
「黒木は、愛する者のために、愛する者の時間を止める薬を開発した。だが、それを使ってその時間に居座り続けるあいつは狂っている。」と。
作者の話 言い訳盛りだくさん!→←作者のお話!もし良かったら!
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あき@草売り大魔王(プロフ) - ぺこぺこさん» コメントありがとうございます!!返信遅れてしまい申し訳ないです(・_・; 重い愛こそ正義ですよね!!こじれまくった性癖を晒すのはいささか恥ずかしいですね、、、(なお、晒すことはやめない) (2023年3月31日 15時) (レス) @page12 id: 6c759d28ae (このIDを非表示/違反報告)
ぺこぺこ(プロフ) - この度も神作を提供してくださり本当にありがとうございます!口角が上がりっぱなしになってしまいますね!作者様の書かれる設定などがストライクすぎて笑えます(笑)やはり狂ってしまった愛や重くなってしまった愛は本当にきれいですね、、、 (2023年3月6日 23時) (レス) @page12 id: 17da5d26c8 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - ぺこぺこさん» コメントありがとうございますうううう!!!もうそんなに喜んでもらえるなんて、私も泣きたくて発狂したくてたまりません!!(落ち着け)これからもヤンデレ作品をいっぱい作っていこうと思います!!! (2023年2月18日 11時) (レス) @page10 id: e269879e16 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこぺこ(プロフ) - 投稿していただいてほんとに嬉しい限りです。ヤンデレの超神作品を作っていただけるだけでとてもとても栄養がみなぎっています。ほんとに日々のモチベになる素晴らしい神作をありがとうございます。これからも無理のないペースで頑張ってくださいね! (2023年2月18日 10時) (レス) id: 17da5d26c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこぺこ(プロフ) - 本当に素晴らしい御作品をありがとうございます。感動のあまりガチめの涙が出てきてしまって、好きすぎて好きすぎて発狂してしまいました。やっぱり黒木君の歪んでしまった愛っていうのがホント好きなんで最高すぎます!!!意味不明で拙い文章でのリクエストにも考えて (2023年2月18日 9時) (レス) @page11 id: 17da5d26c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時:2021年8月8日 13時