信じる気持ちは知っている

何があった ページ7

A……。


なんで倒れたんだよ……。



そういえば、最近、Aが夜遅くまで起きていたよな。

いつもなら、まだ寝てる時間の時も起きていた。




睡眠時間が足りないせいか？



んでも、なんでAは睡眠時間を削っていたんだ？



それまでしたかったことでもあったのか？


俺は頭を抱えた。



わかんねー。



仕方ねーから、Aが起きてから訳を聞くとするか。




数分後、Aが目を開けた。


A「おはよう……。」


和典「おい！A！大丈夫か！？」


大きな声にAはビビりながら、起き上がった。



A「和典……。大きな声出さないでよ……。」


そっちこそ、いきなり倒れんなよ！！



和典「わりー。でも、なんで倒れたんだよ！」

Aは、少し考え込み、俺の目を静かに見た。



A「和典、そこまで聞きたいなら、条件があるの。」


和典「なんだよ。」


A「それは、私が今から言うことに驚かないこと。反対しないこと。この条件が呑めないのなら言えない。」


俺は思った。



Aが何言うか分からないのに、驚かないなんて保証は出来ねーし。

反対しないって言われても、犯罪を犯そうとしてるとかだったら、反対以外ねーだろ。



でも、この状況だ。

仕方ねーな。


和典「分かった。」


Aは一息つき、静かに話し始めた。


A「私、アーヤを信じてるの。」



は！？


和典「Aもか！？」




A「Aもって……。和典も！？」





あー、信じてるわけではないか。



少し立花はいじめてないって思ってるだけだしな。


なんとも言えねー。


和典「信じてはないが、立花がいじめたとも思ってない。」


Aは肩をがっくり落とした。




なんなんだよ。

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