自由の翼は知っている

またまた逃げる！ ページ16

若武「アーヤ、本当に悪かった。機嫌を直してくれ！」

ふん！

何度謝っても無駄なんだから！

？？「彩姫様はどこだ？！必ず見つけ出すんだ！」

？？「はい！」

ん？この声は……？

黒木「やばい。アーヤを探しに来た兵士だ。」

え？！本当に？！

もう来ちゃったの？！

若武「逃げるぞ！」

上杉「あぁ、でも、どこに逃げるんだ？」

若武「俺についてこい！アーヤ行くぞ！」

私は突然のことであたふたしてしまった。

なかなか動こうとしない私。

その瞬間、私は宙に浮いた。

え？！

何があったの？！

状況を把握する。

どうやら、私は翼にお姫様抱っこされているよう。

？！

立花「ちょっと！翼、何してるの？！」

美門「なかなか動かないアーヤが悪いんだよ？しばらくは大人しくしててね。」

翼はいたずらっ子のように笑った。

うっ、その顔は反則。

私、この顔に弱い……。

私は降りようとする。

でももう遅い。

みんなが走り出した。

降りようにも降りれない状況になってしまった。

若武「おい、美門、美味しいところを持っていくな！」

上杉「俺も同感だ。」

小塚「でも、アーヤを連れて来ちゃってよかったのかな？」

黒木「一緒に逃げるって決めたんだからいいだろ。」

七鬼「若武、何で怒ってるんだ？」

うーむ、なかなかのコンビ。

仲が悪そうに見えて、実はとても仲が良い。

この関係ってどう成り立っているのかな？

立花「ねえ、みんなってどうして仲が良いの？どうやって成り立ってるの？」

上杉「この状況で今聞くか？普通？」

あ、ごめんね。

でも、どうしても気になっちゃって。

黒木「俺らはお互いが好きなんだよ。」

え？好きなの？

付き合ってるの？

美門「アーヤ、今付き合ってるとか考えたでしょ。」

翼は笑った。

七鬼「俺たちって付き合ってたのか？」

若武「うぇ、男同士で付き合うわけねえだろ。俺が付き合うのは、女の子限定だ。」

黒木「恋愛としてじゃなくて、友達として好きなんだよ。好きだから一緒にいるんだ。成り立ってる理由は、アーヤにもきっと分かるよ。いつかね。」

なんか、よく分からない。

でも、みんなが仲が良いことは、明白だね。

成り立ってる理由、知ってみたいな。

私にも分かるかな？

立花「私、みんなと仲間になりたい。」

そう言うと、みんなはカッコいい笑顔で言った。

KZ男子「もう仲間だ。」

胸が熱くなった。

この気持ちが何かはわからない。

でも、いつか分かる。

そんな気がした。

みんなと休憩→←作者乱入ーーーーーー！

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