*玖話* ページ10
嶺二「Aちゃ〜ん!!」
貴方「…?……どうかしたのかい。嶺二お兄ちゃん。」
嶺二「ニュースニュース!大ニュースだよ〜!!!」
こういう時の嶺二お兄ちゃんの話は
大方どうでもいい事が多い。
貴方「……へぇ。」
嶺二「……え?それだけ……?
嶺ちゃんかーなしぅいー……」
あ、面倒臭いやつだ。
貴方「いいから、そのニュースとやらを、聞かせてもらえないかな?」
嶺二「あ!そーだった、そーだった!
嶺ちゃんうっかり〜☆」
殴っていいかな?
……そんな物騒な事はしないけれど。
………………多分。
嶺二「あのねあのねー!僕ちんとAちゃん、2人のお仕事が入ったんだよー!」
貴方「……?
つまり、ボクと嶺二お兄ちゃん。
2人での仕事って事かい?」
嶺二「そういう事!
いやー、楽しみだね〜!!
しかも!仕事内容は寿弁当のCM!」
貴方「寿弁当……って、あれかい?
嶺二お兄ちゃんの実家で作っている弁当の事かい?」
嶺二「そうだよん♪」
それは珍しい。嶺二お兄ちゃんの実家で作っている弁当のCMなら、嶺二お兄ちゃん1人で出た方がいいのではないだろうか?
ボクは居るのだろうか?
嶺二「僕ちんがお願いしたんだ〜♪
Aちゃんと一緒にやりたい!ってね♪
そしたら快くOKしてくれたよん☆」
成程そういう事か。
ボクの仕事も忙しくなってきて、そこそこ人気も出てきた今が頃合なんだろうね。
貴方「まぁ、そういう事なら、ボクは全力でサポートさせてもらうよ。嶺二お兄ちゃん。」
嶺二「ありがとん!
2人で、頑張りマッチョッチョー!!」
嶺二お兄ちゃんはテンションが高いなぁ…。
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嶺二「Aちゃーん!おっつかれー!」
無事CM撮影が終わり、今はロビーでボーッとしていたボクに、嶺二お兄ちゃんは話し掛けた。
貴方「嶺二お兄ちゃん。嶺二お兄ちゃんこそ、お疲れ。」
嶺二「ありがと〜う!いや〜、Aちゃん可愛かったよ〜!寿弁当美味しかった?」
貴方「美味しいか美味しくないかで言えば、美味しいの部類に入るんじゃないかな、人気の理由がわかる気がするよ。」
嶺二「ありがとマッチョッチョ〜♪
……Aちゃん。僕はAちゃんの味方だからね。」
……?何の話だろうか。
いきなり真剣な顔をして言うものだから疑問に思う。
嶺二「……気にしないで!
さ〜!今日はゆっくり休んでね!お休み〜!」
……相変わらず掴みどころのない人だなぁ。
ボクはココロの底からそう思う。
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美紀 - 美風藍ちゃんの小説最高です藍ちゃん大好きです完結おめでとうです (2019年3月7日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
水無月雪音(プロフ) - はじめましてこんばんはです。あの、拾参話の下から五行目(空白カウントしない)の嶺二が嶺音になってるのが気になったのでコメントさせて頂きました。不愉快に思われたらすみません。どうしても気になったので… (2016年9月6日 22時) (レス) id: 2098b19ed2 (このIDを非表示/違反報告)
丁(プロフ) - たかしいのうえさん» 返信が遅くなりまして申し訳ありません!元は物語シリーズのあの子です! (2016年8月12日 1時) (レス) id: 3947524c6f (このIDを非表示/違反報告)
たかしいのうえ - 藍ちゃんの妹が何故か物語シリーズのあの子に思えちゃうwww (2016年7月4日 3時) (レス) id: e52d4df6cb (このIDを非表示/違反報告)
雅夢 - いいえ!そういうことですか!全然不快じゃないですよ(^^)教えてくれてありがとうございました!これからも頑張ってくださいね!! (2016年6月8日 15時) (レス) id: 131cdd29b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:血月 | 作成日時:2016年5月7日 15時