＊捌話＊ ページ9
カミュ｢やはり仕事の後は甘い物に限るな｣
貴方｢カミュお兄ちゃん。糖尿病にならないように気を付けてね。｣
カミュ｢！？貴様…！いつからそこ…に…………取り敢えず椅子の下から出て来い。｣
え？ボクが今どこにいるかって？
カミュお兄ちゃんが説明してくれただろ？
ボクはカミュお兄ちゃんが腰掛けているソファの下に居たんだ。
なんでって、そこで寝てたからかな。
意外と気持ちいいんだよ。いえーい。
貴方｢よいしょ。(ﾇﾙﾝ)｣
カミュ｢出てき方が気持ち悪いな…｣
貴方｢酷いなぁ。カミュお兄ちゃん。｣
ただちょっと芋虫の動きを真似ただけだというのに。
カミュ｢貴様の言い方は感情がこもっていない。｣
まぁ、そりゃそうだろうね。
ボクはロボットだし。
貴方｢まぁ、そんなことは置いといてさ。
カミュお兄ちゃんは本当に甘い物が好きなんだね。｣
カミュ｢フンッ、当たり前であろう。｣
貴方｢あ、そう……。｣
ｼﾞ------
カミュ｢…………こっちを見るな、愚民が｣
貴方｢それの総kcalは195kcal何だけれど。
カミュお兄ちゃん。それとっても身体に悪いよ。｣
カミュ｢余計なお世話だ。｣
貴方｢ボクはカミュお兄ちゃんの事を思って言っているのになぁ。｣
カミュ｢黙れ愚民が。ケーキが不味くなる。｣
これは何を言っても聞く耳を持たないだろうね。ここは何も言わない方がいいかな。
自分の身も大事だからね。
貴方｢それだけでケーキが不味くなると言う事は、科学的に考えて、まず有り得ないのだけれどね。
まぁ、カミュお兄ちゃんがそこまで言うのなら、ボクは黙るよ。｣
黙ってソファの下で寝ておくよ。
カミュ｢ソファの下で寝るな╬｣
貴方｢まぁそう怒るなよ。｣
そう言いつつボクはソファの下に潜り込んだ。
カミュ｢寝るのならベッドへ行け╬｣
貴方｢Zzz……｣
カミュ｢貴様寝るの早いぞ！！｣
寝ると言うより、電源OFFにしているだけだよ。正確にはね。
無駄な電池使いたくないしね。
節約。節約。
カミュ｢全く……何なのだこいつは……｣
それから、電源onにしたボクの目の前には、ボクの部屋の風景が広がっていた。
どうやらカミュお兄ちゃんがここまで運んでくれたようだ。
何だかんだ言って、カミュ、という人は。
カミュお兄ちゃんは。
優しいのだ。
貴方｢カミュお兄ちゃんは、ツンデレなんだなぁ。｣
ボクはそう確信した。
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美紀 - 美風藍ちゃんの小説最高です藍ちゃん大好きです完結おめでとうです (2019年3月7日 16時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
水無月雪音(プロフ) - はじめましてこんばんはです。あの、拾参話の下から五行目(空白カウントしない)の嶺二が嶺音になってるのが気になったのでコメントさせて頂きました。不愉快に思われたらすみません。どうしても気になったので… (2016年9月6日 22時) (レス) id: 2098b19ed2 (このIDを非表示/違反報告)
丁(プロフ) - たかしいのうえさん» 返信が遅くなりまして申し訳ありません！元は物語シリーズのあの子です！ (2016年8月12日 1時) (レス) id: 3947524c6f (このIDを非表示/違反報告)
たかしいのうえ - 藍ちゃんの妹が何故か物語シリーズのあの子に思えちゃうwww (2016年7月4日 3時) (レス) id: e52d4df6cb (このIDを非表示/違反報告)
雅夢 - いいえ！そういうことですか！全然不快じゃないですよ(^^)教えてくれてありがとうございました！これからも頑張ってくださいね！！ (2016年6月8日 15時) (レス) id: 131cdd29b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：血月 | 作成日時：2016年5月7日 15時
