兎vs狼=10 ページ11
貴方side
貴「はぁ.....まら何もしていないのに、すごく疲れたきがする....」
プロデュースや授業をまだしていないのに、何で疲れているんだろ
私、本当にこの学校でやっていけるのかな...
そう思い、はぁ...と一つため息をつくと、ふと聞こえたギターの音
貴「.....ん?どこから聞こえるんだろう」
ちょっと荒々しくて、豪快な感じ。でも心が踊るような音
そのギターの音に惹かれるかのように足を進める私
音だけを頼りにたどり着いた場所は第二音楽室
私は考える間も無く、本能で第二音楽室のドアをそっと開く
少しだけ開いたドアからひょっこりと顔を出すと、そこにいたのはソファに座っている男の人。どこかで見たことがあるような気がするが、夕日の影によってその正体が分からない
ギターの音が私の耳にガンガンと響く
この第二音楽室が防音壁になっているから、さっきははっきりと音が聞こえなかったが、今ではその音がクリアに聞こえる
一言で表せば、ギターの音が私の胸をさす感じ
こんなに大音量でギターが流れているのにも関わらずどくん.....どくんと自分の心臓の音がはっきり聞こえる
するといきなりピタリとギターの音が止んだ
「おい、誰だ。出てこい」
その一言にビクリと肩を揺らし、恐る恐る前へ出て行く
貴「えっと、すみません。決して怪しい者ではないんれす!ただちょっとした興味本位でこの部屋に立ち寄ったらけであって......」
あたふたと身振り手振り説明をしているとその人はソファから立ち上がった
大「.......あ?お前はさっきの.....」
なんとギターを弾いていたのは先ほど私の生徒手帳を拾ってくれた優しい狼さん
貴「あぁ!先ほどは本当にありがとうございました!私は仁兎 Aといいます。えっと....お名前は....」
大「...............大神 晃牙」
目を細め、私を見下すかのように見る狼さ.........大神さん
貴「大神さん、さっきは本当にありがとうございました」
それだけ言うと視線を逸らす私
いくら大神さんが優しい狼さんだって分かったとしても、まだ少しだけ苦手意識はあるようで......
気まずくなった雰囲気に対して何か話題をふろうと考える私
貴「あの......ギター。とても良かったです」
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ちょん☆(プロフ) - ちよこれいと♪さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2016年1月13日 21時) (レス) id: 071faee119 (このIDを非表示/違反報告)
ちよこれいと♪ - 大神の小説とても面白いです!更新頑張って下さいm(_ _)m (2016年1月2日 16時) (レス) id: 28397ce629 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん☆(プロフ) - miron*。さん» コメントありがとうございます!泉君いいですよね((´艸`*))更新頑張ります! (2015年8月11日 18時) (レス) id: 071faee119 (このIDを非表示/違反報告)
miron*。(プロフ) - 泉君が出て本当嬉しかったです!!更新頑張ってください!!! (2015年8月5日 17時) (レス) id: 0a16d99771 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん☆(プロフ) - 逢兎さん» ありがとうございます!(●´ー`●)頑張りますね! (2015年7月29日 23時) (レス) id: 3aa3b5c2ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょん☆ | 作者ホームページ:http://tyontyon
作成日時:2015年7月5日 10時