【刀剣乱舞】変わり者審神者の日常 (ページ22)

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大袈裟だと思うんだページ22

わぁわぁと真っ青になって慌てる五虎退と小夜を見て逆に冷静になれた
A｢大丈夫、ほら五虎退泣かない泣かない、小夜、私は大丈夫だよ｣
袖口を傷口に押し当てながら、もう片方の手で二人の頭を撫でて落ち着かせていると、玄関から走る音が複数人分聞こえてきた

A｢(スゲェ何か騒ぎになってる)｣
最初に切国が私を見付け驚いたようで顔色が悪くなってる
続いて他の刀剣も、似たような感じで騒ぎが大きくなりはじめた
A｢だ、大丈夫だから‼落ち着いて
てか、君らの中傷とかに比べたら軽傷でしょ!?｣
そう言うと、何処からか手入れをしなきゃと言うのが聞こえたが、それを遮る
A｢神様とは違うから‼
えっと、傷口押さえるから誰か清潔な布を頂戴｣

騒ぎながらも、何人かが私を本丸に入れ、今は広間に来ていた
と、そんなとき私の横に少し強ばった表情の薬研がタオルを持って来た
｢大将大丈夫か!?少し傷口を見せてくれ｣
タオルを受け取って押し当てていた袖を離して薬研に見せる

｢……よし、大きな血管は切れてはいないな
これなら止血剤て何とかなる｣
そう言いながら腰のポーチから薬を出す薬研の言葉に、回りもやっと落ち着いた

A｢転けたときに踏み石にぶつけただけだから、大丈夫
心配かけてごめんね｣
そのまま座って傷を処置しはじめた薬研以外には心配しないようにと声をかけるが

｢消毒だ、染みるぜ｣
言葉と共に傷口から痛みが走り、つい声が出てしまった
A｢ひっっ、薬研……も少し早めに教えて…｣

余り人前だし、短刀が泣きそうな顔してる子達も居たので、堪えられるようにタオルを口元に当てて噛む

｢あぁ…悪かった、次、薬塗るからな｣
声は出さずに頷くと、さっきよりも痺れるような痛みが伝わる

A｢っ……‼ゥ…｣
少しして、ガーゼを傷口に貼り薬研は溜め息を一つ吐いた

｢ふぅ…終わったぜ、大将｣
A｢……ありがとう、薬研｣

｢後は、今日一日安静にして
気持ち悪くなったりとかしたら、他の旦那方でも良いから近くにいる奴に直ぐ教えてくれ｣

A｢わかったよ｣
返事を聞いて薬研は回りに声をかける

｢よし、じゃあ大将を部屋に運ぶから山姥切の旦那が連れてってくれ
あと、血を拭う湯と布を誰か頼む｣

流石薬研だなぁと思いながらも切国の腕を借りて部屋に戻る

その後は、安静にと部屋からほぼ出してもらえず
交代で様子を見る刀剣に夕方まで世話になるようだった

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半分の半分位実話