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男同士 ページ36

霧島side







お嬢を待っている間

左馬刻と車の中で二人きりになる。




霧島「…………左馬刻。」





左馬刻「あ?なんだよ?」






霧島「ケジメは着いたのか?」






左馬刻「…………そのつもりだ。」






霧島「なら…………

忘れずちゃんと覚えていたら






落ち着いてから改めて

お嬢に伝えてやってくれ。




お嬢はお前の言葉を待ち望んでる。





だが、今の状態のお前の言葉を

本気にしていいのか迷ってるはずだ。




ケジメって言うなら、

はっきりさせてやれ。」







左馬刻「………………おぅ。




昨日のも、今日のも、

本当はこのタイミングで

言うつもりはなかったんだよ。


それこそ、余計に

不安にさせるだけだって分かってる。




けど、言わないでいられなかったんだよ。



もうこれ以上

あいつには我慢して欲しくなかった。


もう、待たせたくなかったんだよ。」






霧島「そうか。




なら、これからはもう少し

会ってやってくれ。」





左馬刻「…………そうする。」









それからしばらくして、

お嬢は戻ってきた。









左馬刻「帰ったら、何すんだ?」



A『んー、仕事はもうないし、

どうしようか?暇だよね?』




霧島「んじゃ、このまま

ブラブラドライブでもするか?」




左馬刻「おぅ、適当に走らせてくれ。」




A『いいね、海沿い走ろうよ。』



霧島「任せておけ。」








そうして、しばらく海沿いや、街中など、

色々な所を走った。





A『…………霧島、

そろそろ帰ろうか。』




ミラー越しに二人を覗くと

左馬刻が寝てしまっていた。




霧島「分かった。」




家へ着き、左馬刻を抱き抱え、

寝室まで運ぶ。




A『ありがとう。

このまま少し一緒にいるね。』




霧島「水持ってきてやる。

他に何かいるか?」



A『ううん、大丈夫。』







一度部屋を出て、水を持って部屋に戻る。


そして、左馬刻が起きないうちに

部屋をあとにする。





夕飯の支度やその他の家事をしていると

電話が鳴った。








霧島「頭?どうかしたのか?」



退紅「二人は今どうしている?」



霧島「左馬刻が寝ているんでな、

お嬢も一緒に寝てる。



…………何かあったか?」





退紅「大したことではない。


左馬刻のとこにいる部下共が

無礼なやつでな。

一度全組員を集めてしつけ直す事にした。」

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作者名:ゆず | 作成日時:2019年7月17日 2時

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