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喧嘩 ページ2

左馬刻side








今日は久しぶりにイライラが治まらねぇ。

イラつくものは多いが、大抵

ここまで長引くことはない。


そこまで俺は暇してねぇからな。





だけど、今日は違った。


この感覚は久しぶりだった。






銃兎「左馬刻、いい加減にしろ。

俺達に当たるんじゃねぇよ。」



理鶯「腹が減っているのではないか?

小官が何か作ってやろう。」



左馬刻「チッ…………理鶯、いらねぇ。

出てくっからお前らも勝手に帰れ。」



銃兎「そんな状態で喧嘩売られんじゃねぇぞ。」



左馬刻「あ"?何が言いてぇ。」



銃兎「そんな状態でやり合っても

怪我するだけだ。」



左馬刻「……フーーーーーーーーーー……


…てめぇ同じ事また言ったら

どうなるか分かってんだよな?」




銃兎「っ……心配してやってんだ。

とにかく、気をつけろよ。」




左馬刻「黙れ。

俺様はんなヤワじゃねぇ。」







これ以上ここにいても

気分が悪いからそのまま事務所を出た。




家に帰る気にもなれず

そこらをぶらぶらと歩いていると、

案の定、喧嘩を売られた。


数人がかりで来るあたり、弱そうだな。






左馬刻「俺様に喧嘩売ったこと

後悔させてやるよ。」






それからいつも通り相手を負かしてやった。

だが、いつもと違うことがあった。



相手が強かったわけじゃねぇが

かなりの深手を負った。



これは俺の気持ちの問題か。

銃兎に見つかりゃ、グチグチ言われそうだ。



そんなことを思いながら

疲れ果てた体を休めるため、

倒れた奴らに混ざり、座り込む。






左馬刻(……やべぇか…?

早く…ここから離れるべきだろうが……


あぁ……体全然動かねぇじゃねぇか…。



…………クソッ………A……。)





俺は気づけば、最近会っていないあいつに

電話をかけていた。






プルルルルルルプルルルルルル



ガチャ




A『…もしもし?』



……あぁ、こいつの声は落ち着く。



左馬刻「っ…はぁ………はぁ……」


おいおい、声出しすぎたか?

上手く話せねぇ…。



A『!……左馬刻だよね?

今行くから。』



ピッ





あいつ…俺がどこにいんのか

分かってんのか?




左馬刻(っ……クソッ…………

意識ぶっ飛びそう………。)






俺の意識はそこで途切れた。

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作者名:ゆず | 作成日時:2019年7月17日 2時

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