恋か愛か ページ15
銃兎side
左馬刻に呼ばれて事務所へ行くと
いつものようにソファにもたれ
タバコをふかしている。
銃兎「おい、来てやったぞ。
全く。だらけすぎだろ。」
左馬刻「あ"ぁ？別に、
ちょっとAの事考えてただけだ。」
銃兎「そう言えば、先日
飴村乱数に呼ばれていたが、
その件はどうなった？」
左馬刻「……その事も話したくて呼んだんだわ。
理鶯が来たら話す。
まぁ、座れや。」
……………………
左馬刻「…………つか、最近A
来てねぇな……。
今度呼び出すか。」
………………
Aがよくここへ来るようになってからは
いつもこうだ。
会わずとも、何かと
Aの事が話題に上がる。
人のことは言えないがな。
なんとなく、態度で分かる。
こいつも理鶯も、もちろん俺も
Aを気に入っている。
Aがいる空間は、まさに癒しだ。
俺らみたいな、常に気を張ってて
安らぎなんてないような生き方の人間には
Aという存在は貴重で。
それは、こいつの部下達も同じようだ。
銃兎「……なぁ。」
左馬刻「……あ、？」
銃兎「お前は……Aを
自分のもんにしてぇとか思わねぇのか？」
左馬刻「は、？何言ってんだ。
…………てめぇはどうなんだよ。」
銃兎「俺は、……よく分からん。
Aが、少しずつ話せるようになってく姿や
まだまだ幼い行動を見てるとな、
こいつが1人前になるまで、
いや、その先もずっと
こいつの成長を近くで見ていたい
って思うんだよ。」
左馬刻「……ッフ。父親かよ。」
銃兎「うるせぇっ、！
…………けど、俺が手を出しちまったら
Aが汚れちまいそうで。
あいつの隣は、帝統であるべきだ、とか
それでも、見守ってやりたい
って気持ちもあって…。」
左馬刻「……ﾌﾝ……んなの、
今と大して変わんねーじゃねーか。
……なら、今まで通りでいいだろ。」
銃兎「…………左馬刻は、
どう思ってんだよ。」
左馬刻「………………まぁ、
似たような感じだなぁ…。
大事すぎて、手元には置いとけねぇ。」
銃兎「ふっ。
同じなんて…………気色わりぃ。」
左馬刻「……………………ぶっとばすぞ。」
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宇宙 - 凄い共感します!!3$EVEN の夢かよ!?のところとか良いですよね。あと左馬刻様のボソッと喋る時も!推しは独歩だけど話が合う気がします。ヒプノシスマイクの小説そこまでたくさんあるわけではないので、このような作品が読めて嬉しいです。作品全部読むので応援してます。 (2020年8月16日 21時) (
レス) id: 95c29b5ba6 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートバカ - あああああっっ…続き、楽しみですっっっっっ！ (2019年6月30日 21時) (レス) id: b750cb0a89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2019年6月23日 16時
