ちびさん夢想２ ページ11
手に持っていたトランプの札を畳に落として一松兄さんが立ち上がる。
「クソ松…！！てめぇ、とうとうやりやがったな…！」
「違ァう！！！違うんだ一松、これには訳が…！！ 」
「「「「何が”訳”だこの腐れ外道！！！」」」」
ぼーっとしている十四松兄さん以外の兄弟が相棒を糾弾する。
まあ、僕含めて。
だってそりゃそうだ、カラ松兄さんの腕には大声を上げる大人4人を呆然と見つめる…
女の子が、いたんだから…。
*****
正直、驚いた。
カラ松が女の子を抱えて帰ってきたことに、じゃない。
カラ松が抱えてきた女の子には見覚えがあった事に驚いてる。
「パニクってるとこわりーんだけどさ、カラ松。」
「なななんだおそ松…！」
「その子どっかで見覚えあんだよね〜。」
素肌に白のワンピースだけ、といったシンプルな服で…どこだっけな。
どこで見たんだっけ…うーん…
顔もそれとなく見たことのあるような…
「……おそ松、思い出している最中に悪いんだが、この子は…」
―――！
思い出した！！！っていうか近い思い出にヒットした！
「その子、Aちゃんじゃない…！！？」
「「「「「………！」」」」」
いつもなら反論の一つでも返ってきそうなこの状況で、弟達は黙っている。
あたりまえの反論だよなあ？こんな小さな子が、あのAちゃんなわけないだろう。
…んでも、そんなことを言ってくる奴は、今更いない。
なんてったって、彼女は一度『”頭脳は大人のまま”幼稚園児』くらいにまで戻ったことがあるからだ。それも結構最近の事。
え？どこの探偵漫画だって？？？
いーの！いーの！マジであったことなんだから。
「………おそ松兄さんの言ってることがマジなら、いや、マジじゃなかったとしても。思い当たり犯人は…一人だよね。」
「正確には2人ね。チョロ松兄さん。」
チョロ松とトド松の考えは俺達もすでに浮かび上がっているものだ。
以前にAちゃんを小さくしたのもそいつらの所為だったんだし。
「こりゃその二人に話を聞いてみたいとこだけど…その前にカラ松から話を聞こうか。」
そう俺が言うと、困ったような表情のまま、カラ松は頷いた。
*****
俺はありのままの事をブラザー達に説明した。
俺達六つ子の日常では得難いような平穏。
金の取り合いもなく、互いの主張もなく、イヤミの突撃も、チビ太の喧騒も本当になく。
ただ幸せにAちゃんと歩いていた矢先の事だ。
ちびさん夢想３→←ちびさん夢想[らる様リク：記憶を消してロリ化！※2章では記憶継続子供化です]
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橋本アリィちゃん(プロフ) - コメント失礼します！とても面白かったです！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2022年2月15日 7時) (
レス) @page49 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色 - ありがとうございます!ええと、夢主ちゃんの性格が180℃変わるという話を希望します！分かりにくくてすみません。 (2018年7月7日 15時) (レス) id: ca7402d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 抹茶色さん» 抹茶さんー！(*´ω｀)人(´ω｀*)ｵﾋｻｰ♪ですー！！全然良いですよ！ご要望に答えられれば良いのですが(*´∀｀)！ (2018年6月17日 20時) (レス) id: fcfadf5c37 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色 - ちよさんちよさん!!お久しぶりです!なかなか来れなくてすみません。リクエスト大丈夫ですか？ (2018年6月10日 11時) (レス) id: 292d2f79c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - レイさん» レイさんコメントありがとうございます！すみません(笑 診断メーカーから抜粋した時自分でも「どうかな」と思ったんですけど内容も思いついたので中編集だし突き進みました(笑) たまには…？ レイさんも素敵な文章書けそうですよ(*ﾉωﾉ) (2018年2月6日 22時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよ | 作成日時：2017年9月2日 23時
