三男END ページ8
そのまま、降りた沈黙を噛みしめるように、チョロ松さんは小さく笑った。
「………なんだ、矛盾ばっかりで、人間臭いことなんて……最初から解ってたんだね。」
安心した、と彼は付け加えて。
自分のブラウスのボタンを片手で少し外した。
「……あれっ?」
予想外の色気に当てられこちらの思考が止まる。
「ん?何不思議がってんの?僕の事を解った上で好きって言ってくれてたんだもん。すっごく嬉しい。愛してるよ、Aちゃん。」
「…〜〜〜〜〜っ!?///」
初めて会った時に比べて、チョロ松さんはなんだろうその、個性が魅力的に変わりすぎじゃないかな…!!?しかも段階的に…!
「んぅ…っ…あっ、違、今のは…っ」
首筋にざらついた感覚。
思わず出た上ずる声に恥ずかしくなって自分で否定すると、優しく頭を撫でられた…。
「あんま可愛い声出さないで。今体にあるありったけの力を込めて”童貞心”殺してるから。」
なんて言われてしまって…。
でも、不思議と嫌な感じはしない。
それどころか、好きな人に少しでも触れてもらえた感覚が体の緊張をほどいていく…
「……ありがとう、Aちゃん。きっとこれからも…一緒だ。」
*****
<三男END>
200人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「おそ松さん」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちよ(プロフ) - 雅菜さん» 雅菜様!気持ちがたくさん込められたコメント本当にありがとうございます!( ;∀;) お楽しみいただけたのでしたら本当に幸いです…!選択肢悩んでくださいましたか///こちらこそです!一処を読んでいただき、ありがとうございました!またどこかでっ(*´`) (2017年5月8日 9時) (レス) id: 76b851b2e9 (このIDを非表示/違反報告)
雅菜(プロフ) - 少しだけ読んでみようと思ったら最後まで読んでしまいました笑それくらい魅力的で素敵な作品で最後の分岐はリアルに頭抱えて悩みました笑素敵な時間をありがとうございました!!!! (2017年5月8日 4時) (レス) id: db9afb1079 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 時雨さん» 時雨さん…!最後まで本当にありがとうございました…!現役薬学生に共感してもらえたのなら本当に幸せです!実習ってマジで思い出が様々ですよね…私も苦い思い出を思い出しながら…(笑) コメント本当に力になります。最後まで読んでくれてありがとう! (2017年5月2日 14時) (レス) id: 76b851b2e9 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 私も薬学部だったので共感しながら読めました。面白かったです。実習のこと思い出して少しだけ憂鬱になりましたが(笑)私もこんな学生生活送りたかった(T-T) (2017年5月1日 16時) (レス) id: 4b703c9fb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 瑠璃さん» うむうむ!!!(n*´ω`*n)w (2017年4月2日 17時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちよ | 作成日時:2017年3月5日 22時