22『予言』 ページ22
私というただのマグルが、不死鳥の騎士団本部で暮らし、任務遂行に協力することになった時。
殆どの大人は反対した。
マグルであることのに加えて未成年の子供。
ダンブルドアさん曰く「予言の能力を持っている」らしいけども、今の今まで、実はその能力を使ったことは1回もない。
妥協案として、勝手に行動できないように魔力かなんかがたっぷりと詰まった──このごついペンダント──魔具を付けさせることで私はここにいる訳だけど、単純に無銭飲食してる迷惑なガキでしかない。
ハリーくん達子供陣が私に懐いていることだけが救いだろうか。警戒されて脅されてはいるけど、攻撃されたことも邪険にされたこともない。
『すみません、さっぱりですね』
「……君には予言の能力があるはずでは？」
『えぇ』
そういう設定です。
「なら、なぜわからないんだい？」
優しくゆっくりとした口調に乗せられた、本音。
“少しは役にたて”
『魔法界でも珍しいこの能力を、ただのマグルの私が扱える訳ないじゃないですかぁー』
事実そうである。
本当に私が予言の能力を持っていたとしても、マグルのこの身体には耐えられなかっただろうし。
静かにキレるリーマスさんと共に姿現しをしたところで、今日のお仕事は終わった。
「おかえりマリー！」
ダイニングで課題をやっていたらしいハリーくんが真っ先に気がついて、駆け寄ってきた。
ぎゅうぎゅうと抱きしめられた後に頬を触られ、「怪我はない？」と聞かれる。
その丸い緑色の瞳にありありと浮かぶ感情を見つめ、思わず微笑む。
うーん、やっぱ愛されてんなぁ私。
魔女としてホグワーツにいけなかった割に、ハリーくんとは物凄く仲が良い(なんか一方的に愛されてるし)。本当は皆んなに愛されるキャラでいこうと思ってたけど、ハリーくん1人からの愛情も悪くない。
「うん、ちょー元気だよ」
「よかった。君ドジなんだから、気を付けてね」
ハリーくんがそういうと、リーマスさんがあり得ないものを見るような目つきで私を凝視した。
ドジってたのもキャラ作りの一環だったしなぁ。
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とお。(プロフ) - ますしんさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです🙌🏻亀更新ですが、これからもよろしくお願いします❕ (2月25日 21時) (
レス) @page30 id: bd66dfc1ca (このIDを非表示/違反報告)
ますしん(プロフ) - マグルなのにスリザリンは展開気になりすぎる笑笑でも主人公の性格的には確かにスリザリン笑笑今後も応援しております！！ (2月25日 17時) (レス) id: 3a092db897 (このIDを非表示/違反報告)
お。(プロフ) - ユウさん» 更新遅くて申し訳ないです……。コメントありがとうございます！ (1月31日 12時) (レス) id: 08eb455a1d (このIDを非表示/違反報告)
お。(プロフ) - 蘆花さん» 私だったらこうしちゃうなって思いながら書いてます、笑。コメントありがとうございます！ (1月31日 12時) (レス) id: 08eb455a1d (このIDを非表示/違反報告)
お。(プロフ) - 天天さん» 3周！？そんな…光栄です…！！ (1月31日 12時) (レス) id: 08eb455a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とお。 | 作成日時：2023年3月18日 13時
