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「その記念すべき初コンクールの結果はどうだったんですか?」

『それがダメダメでして。厳しい世界なんだなって思い知らされました。でも、今の編集社さんに目が止まってくれたんです。そこからは有難いことにここまで来させていただけて』

「じゃあその同級生に押されなければ、今のA先生はいなかったということなんですね」

『そういうことになりますね』

「というかそもそも、その同級生にノートを見られていなかったら…」

『あ、確かにそうですね。小学生の時から想像力だけは豊かで、勝手に妄想をしてはノートに書き記していく、というクセがなかったら今の自分はいませんでしたね。
もっと言えば、とある講義中、雑談が多い先生で、その雑談中に小説を書いていなかったら今の私はいませんでしたね』

「すべてが偶然にして運命だったということですね!」

『本当に頭が上がりませんよ』

「ちなみにその同級生と会ったりは…?」

『時々ご飯を食べに行ったりもしてるんですが、互いに忙しくて全然会えてないんですよ。でも私のファン1号なので、このインタビューを読んでくれてると思います!』

「そうですよね、A先生を見出した方ですもんね!じゃあそんな同級生に一言お願いします!」

『えー、私の同級生兼ファン1号さん、貴方のおかげで今ここにいれてます。本当にありがとう。これからもファン1号として、見守ってください。あと絶対に今度、ご飯行きましょう!!』

「はい、というわけで本日はAA先生、ありがとうございました!」

『ありがとうございました!』









.

発売日の夜、案の定川上から電話が鳴った。


『もしもし?』

「ほんまそういうとこ狡いわ」

『えー?なんのことー?』


第一声から顔が思わずニヤケてしまう。こんなにも効果てきめんだったとは。


「なあ、同級生兼ファン1号って嫌やから旦那兼ファン1号にしてくれない?」

『…は?』



___流石にこれは、私の小説脳でも理解不能です。





.

『え、せめて彼氏じゃないの?』

「そうやな。じゃあ付き合お」

『いやもっとロマンティック要素欲しいんだけど!?』

りっぷ ymmt→←...



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ちゃるちゃる(プロフ) - いろさん» ありがとうございます〜!これからも温かい目で見ていただけると嬉しいです! (2020年2月22日 16時) (レス) id: d523c3bebb (このIDを非表示/違反報告)
いろ(プロフ) - 続編おめでとうございます!楽しみにしてますっ (2020年2月21日 6時) (レス) id: 5fbef9d1c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃるちゃる | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年2月20日 17時

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