白馬の王子様【赤司征十郎】

7話 ページ7

久しぶりの休日の今日。









ショッピングに行こうと考えていた。









「これ可愛い」









いろんな服を見たり、









「おいしい」









話題のスイーツを食べたりしていると……









「(人1)か?」









聞きなれた声がした。









後ろを振り返ると……









「やっぱり(人1)か」









宮地さんがいた。









・









近くの喫茶店に入った私達。









「好きですね……アイドル……」









「うるせー」









宮地さんはみゆみゆが所属する大人気アイドルグループの新作CDを買いに来たそうだ。









「お前は1人で買い物か?」









私の隣にある紙袋を見て鼻で笑った宮地さん。









そんな宮地さんに一言、言おうとしたが……









prrrrr






私の携帯がそれを阻止した。









「出ていいぞ」









「ありがとうございます」









お言葉に甘えて電話に出た。









「A〜」









受話器に耳をあてると、(人3)の泣き声が聞こえてきた。









「ど、どうしたの?」









「プ…………」









「プ?」









「プ…………さ……た…………」









「え?」









泣き声で声が聞こえない。









私が聞くと今度は大きな声で言ったので、よく聞こえた。









「プロポーズされた」

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