白馬の王子様【赤司征十郎】

5話 ページ5

「誕生日おめでとう!!」









今日は私の26回目の誕生日。









毎年必ず中学生の時からの友達である(人2)(人3)が祝ってくれている。









他愛の無い話で盛り上がっているとお酒で少し酔った(人3)が話し始めた。









「Aもさぁ……可愛いんだから早く彼氏つくりなよ」









ちなみに(人3)にはラブラブな彼氏様がいる。









名前は……









なんだっけ?









巨人を駆逐する漫画の兵士長みたいな髪型の人だった。









「だって……」









言葉に詰まる私に(人3)は少し叫ぶように言った。









「迎えに来てくれない王子様なんかもう忘れなさい!!いい加減現実を見なさいよ」









「う……」









忘れたいのはやまやまなんだけどね……









何人かの人に告白されたけど征十郎の顔が離れない。









「いつでも相談しなよ?」









さっきとは対照的な優しい声で(人3)は言った。









「ありがとう」









私がそう言うと(人3)は笑顔で









「よし!!朝まで飲むぞ!!」









と言った。









＊



10月31日追記





年齢を4歳あげました。




さすがに若すぎると思ったので……

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