白馬の王子様【赤司征十郎】

4話 ページ4

小学校卒業を明日に控えた日、今日も私は征十郎の家に遊びに来ていた。









そこで言われた衝撃的な一言。









それが









「卒業式が終わったら引っ越すことになったんだ」









だった。









「そんな……じゃあ同じ中学校じゃないの?」









「そうだね……結構遠いから会えなくなるかもしれない……」









「もう会えないなんて嫌だよ!!だって私……」









「それオレも同じだよ。だから……」









少し間をおいて征十郎は続けた。









「何年か経ってオレがAを必ず迎えに行く。それまで待ってて」









小さい2人の小さくて、でも大きな約束。









バカな私はいつまでもその約束を信じているんだよ……









「さっきの言葉に続きは、会ったときに聞くから」









ねぇ……









早く迎えに来てよ……









王子様……

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