白馬の王子様【赤司征十郎】

18話 ページ18

「久しぶりだね皆」









懐かしいメンバーの顔ぶれ。








「赤司っち!!久しぶりッス!!」









「やっときた〜」







「おせーよ赤司」








「お久しぶりです」







「社長も大変だな」









いつまでも変わらないメンバーを見て、つい笑みがこぼれた。








「桃井はいないのか？」









「さつきさんなら、あそこの女性たちのところに……」







黒子が指を指した方を見ると桃井を含め、3人で話しているのが見えた。









「ありがとう黒子」









礼を言うと黒子は少しだけ笑った。









「なぜ桃井のことを名前で呼んでいるのだよ!?」








すると突然緑間が声をあげた。









「僕とさつきさんは付き合っているんですよ」









「なっ!?」









驚いている緑間に対して他の奴らは今更かよ、と笑っていた。









鈍いのも変わっていないな









そんな微笑ましい元チームメイト達を見ていると、視界の隅に綺麗な中庭が見えた。









ふと、その方向を見ると2人の男女が抱き合っている姿が目に入った。









男の方は宮地さんで、女の方は……









「……まさかな」









どこか懐かしい顔の女性だった。









『必ず迎えに行くから』









この言葉が頭に流れてきた。









それと同時に(人1)Aの顔も頭に浮かんだ。

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