白馬の王子様【赤司征十郎】

13話 ページ13

「お前も明日結婚式に行くのか!?」









「明日、友達の結婚式に行くので休ませていただきます」と宮地さんに言いに行ったところ、すごく驚かれた。









「同じ奴らの結婚式だったら笑えるな」









「さすがにないでしょう」









そんなことを言って笑っていた2人だった。









・









そしてそんな結婚式当日。









「まさかだったな」









「すごい偶然ですね」









苦笑する2人。









「じゃあオレは新郎のとこに行ってくるわ」









「はい。では」









普段とは違う宮地さんのスーツ姿にドキッとした。









そんな時、









「A〜!!」









少し遠くからさつきの声が聞こえてきた。









声のほうを見ると鮮やかな色の髪の毛が見えた。









「黄瀬君!?」









「初めましてッスね」









驚いた……





テレビでよく見るモデルさんがこんなにも近くで見られるなんて……









「そんなに見つめられると照れるッス」








「あっ……!!すみません……」








どうやらずっと見ていたようだ。









少し苦笑しながら黄瀬君に言われて気が付いた。









恥ずかしい……





「(人1)さんッスね!!よろしくッス!!」









キラキラとした笑顔でそう言う黄瀬君。









やっぱりモデルだな……

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