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D.S
出発は、一時間後。一人で行っても、追いかけてやるからなと言うエースに頷いて、監督生は談話室へと消えて行った。
それを見届けて、僕たちは一旦寮に戻る。こういう時は．何がいるんだろう。頭を悩ませる僕の横で、エースが小さめのバッグを引っ張り出した。
「財布と、携帯。あと……お前さ、ナイフとか持ってる？」
「サバイバルナイフならあるぞ！一応持って行くか？」
「うん。あると便利でしょ。……色々さ」
ごそごそと机を漁りながら、エースが笑った。あぁ、そうだなと返して僕も荷物をまとめ出す。
携帯、あとゲーム機。それから財布……あんまり入っていないけれど。いやそれは、死活問題になるのだろうか。
困ってエースに視線を向ければ、何？と首を傾げられる。
「か、金があまり無い」
「別に、良いっしょ。三人いるんだから、一人くらいお金無くったって」
「でも、そしたら二人のお金が」
「デュース、今から俺らが何しに行くか分かってる？死ぬんだよ、俺ら」
お金なんか、全部使っちゃえば良いじゃん。そうニヤリと笑って、エースは僕を真っ直ぐ見つめた。……そっか。そうだな。うん、そうだ。
頷いて、財布もバッグに入れた。あとは……。
「……ぁ」
机を漁っていると、教科書の隙間から写真が何枚か落ちてくる。……これ、先輩たちと撮ったやつだ。……こっちは、母さんと。
僕は、それをじっと眺めて。マジカルペンを、振った。途端に小さな炎が上がって、写真を端から燃やしていく。焦げ臭い匂いがして、灰が床に落ちた。
「……デュース」
「……すまない、臭かったか。……その、情けない話、だが。これを見ると……決心が、鈍りそうで」
「……別に、何も言ってねぇじゃん」
エースはそう言って、自分のマジカルペンを振った。燃やしているのは……ノート、だろうか。そう言えば日記をつけていると言っていた気がする。その時は、あのエースがと思ったが。……良いのだろうか。
僕の視線にエースは笑って、もういらないでしょと呟いた。……そう、だよな。
「箒はダメ。先生たちが追いかけてきたら追いつかれる」
「……人混みに紛れられる徒歩の方が良いのか」
「そ。……移動は、闇の鏡で出来るから」
用意できた荷物を持って、エースは立ち上がる。それに続いて、僕は部屋を出た。
四つのベッドや机が並ぶ部屋は、変わらない日常で。不思議な感情が湧いてきて、慌てて扉を閉めた。
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莉音 - リクエストよろしくお願いします！！ オクタでMafiaをマフィアっぽくやっていただけると嬉しいです。お願いします！！ (8月15日 15時) (
レス) @page4 id: d629310a98 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - リクエストいいですか？イグニハイド寮で、プロセカをプレイしてほしいですね！ (5月2日 1時) (レス) id: 4d3d2a834d (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - レオナさんが贖罪をｯｯｯｯちょっと発狂しながら踊り狂ってきます(((( (2023年2月27日 23時) (レス) @page31 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
Ray - ロ/メ/オなんでイデアとシルバーなんだ？と一瞬考えたけどそういう事か！つまり声y((殴 (2022年8月16日 2時) (レス) id: aecf2fd8ab (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - キャラは思いつかないので主さんが決めてください！ (2022年5月8日 11時) (レス) @page4 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年10月24日 17時
