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「胡蝶から聞いた。まだ持ってたんだな」
「ずっと大切にしてきたので。でも…どうしてこれ…」
「ここに来たばかり頃�犇睫攤垪蕕�ますか？�瓩童世辰討燭世蹇�」
「あ…」
そんな昔の事、覚えていてくれているなんて。それに些細な会話の一部分。
本当にこの人は、優しくて素敵な人だ。
「お前の�狷�色�瓩澄�また大事しろよ」
「ありがとうございます。実弥さん大好きです」
「っ、またお前は…」
「言いたい事は言う主義なので」
困った様に溜め息をつく実弥さんに、にんまりと笑う。
俺の瞳と同じ、藤色の香袋を首に下げると気持ちが落ち着く。懐かしい、甘い金木犀の香り。
やっぱり兄さんに会いたい。
会いたくて会いたくて仕方がないのに、兄さんは一度も夢の中ですら会いに来てくれない。
記憶の中で朧げにならない様に兄さんの面影を探していかないと、忘れてしまいそうで。
きっと兄さんは、早く忘れて欲しくて夢の中ですら会いに来てくれないんだと勝手な解釈をしている俺は、意地が悪い。
でもきっと、兄さんはそう思っている。そういう人だった。
�爐發�自分の事はいいんだ�瓩函�
でも寂しいよ、俺は。
ねぇ、兄さん。
一度くらい夢の中で会いに来てくれてもいいんじゃないかな？
「厳しいなぁ」
俺は未だ、前に進めない。
きっとそれは義勇さんも一緒だと思う。そもそも前に進む意味も分からない。
「実弥さん、強くなりたいですもっと…もっと」
「いつでも付き合ってやる」
兄さんが満足する程の実力を手に入れたら、少しは安心してくれるだろうか。
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303(プロフ) - 実弥さんも夢主もめっちゃ好きです！不器用でとっても優しいところ可愛いすぎます(^^)これからも応援してます (2021年1月4日 4時) (
レス) id: e43609f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - やばい面白いですね(語彙力)めっちゃ好きです！！ (2020年12月1日 14時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2020年11月1日 22時
