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「上！」
考え込み過ぎた。
突如、上から女の子が降りて来たことに気付くのが遅れてしまった。
彼女は容赦なく竃門くんの背を踏みつける。その反動で勢い良く地面に押し潰されて二人は転がった。
「…危ないなぁ」
刀同士の擦れる甲高い音が響いた。ビリビリと伝わる振動を振り払い、素早く蹴りの体制に入る。
竃門くんに後ろから、羽織を引っ張られた彼女はよろけてそのまま尻もちをついてしまった。
「逃げろ禰豆子逃げろ！A！頼む！！」
その声に反応して竃門くんの妹は、背を向けて走り出す。俺は言われるがまま竃門くんを置いてその姿を追った。
妹は鬼だと聞いたが、不思議と襲って来る様子は全くない。
今まで出会ったことのない�犁喚瓩梁減澆房鵑魴垢欧覆�ら、ただひたすらに彼女の背を追う。
すぐに後ろから刀を振り下ろす彼女に対し�倏�豆子�瓩噺討个譴針紊蝋況發鬚靴覆ぁ�
竃門くんに言われた通りただ、逃げているだけだった。
だが義勇さんに頼まれた以上、手を貸さないといけないのだろうか。さっきの彼女の�狢睥О稟伸瓩慮斥佞�頭を過ぎった。
「仕方ない」
小さく溜め息を吐く。
地に手を着いて、走る彼女の背に蹴りをする。
そのまま地面に前から倒れ込んだ所を踏み付けて後ろ手に押さえ込んだ。
「……痛い」
「動くと折れるよ？」
よく見ると義勇さんと話していた女の人に似た髪飾りを付けている。
ああ、それで竃門くん達を攻撃していたのかと納得した。
初めのうちは少し抵抗をしたが、動けないと分かるや否や彼女はすぐに大人しくなった。
「伝令！伝令！カァァア！炭治郎・禰豆子両名ヲ拘束、本部ヘ連レ帰ルベシ！」
バサバサと飛ぶ鎹鴉の言葉に、彼女の拘束を解いて立ち上がる。
戦う理由がなくなった。
「あなた禰豆子？」
彼女は何事も無かったかの様に、竃門くんの妹に顔を近付けて確認を取っている。
骨までは折って居ないが、かなりの負荷がかかっていたはずなのに…彼女は見かけ以上に丈夫そうだ。
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303(プロフ) - 実弥さんも夢主もめっちゃ好きです！不器用でとっても優しいところ可愛いすぎます(^^)これからも応援してます (2021年1月4日 4時) (
レス) id: e43609f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - やばい面白いですね(語彙力)めっちゃ好きです！！ (2020年12月1日 14時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2020年11月1日 22時
