【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ6)

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―――主 side

主「よし、嘘は俺に通用しない。少しでも不審な動きをすれば……テメェらはあの世だ、分かったな？(ギロッ)」

「「へい！！任せてくだせぇ兄貴！」」

主「……」

外した関節を元に戻し少し身体をほぐらせた後、３人にスラムを案内して貰った

スラムと言うだけあって、家はボロボロだしとても貧しい。ここの王族は一体何をやっているんだか…、後で行ってみるか

ーーードンッ！！

？「あ、やべ…」

「テメェ、どこ見て歩いてんだ？」

「おいおい、ラギーじゃねぇかよ」

「また盗みでも働いてんのか？」

ラ「なッ！？オレは、盗みなんかした事ないッよ！変な事言わないで欲しいッス！」

「よくもまぁ嘘がつけるもんだなぁラギー？その食料も盗んだもんなんだろ？」

ラ「違うッス！これは…」

「ハイエナは意地汚くていけねぇぜ」

ラ「だから…！」

主「おい」

「「へい、兄貴！何でしょうか！」」

ラ「兄貴…？」

主「コイツは？」

「ラギーって言うハイエナで、盗みとかよくするんですよ」

ラ「だからオレは…！」

主「盗みはしてねぇみてぇだが？」

ラ「え…？」

主「俺は相手の嘘を見破れる。お前が本当に盗みを働いてきてたのか、そうじゃないかは直ぐに分かるさ」

ラ「……」

主「お前、それ持って家に行くのか？」

ラ「そ、そうッスけど…」

主「なるほど…、おい。お前らはもうここでいい。それと、次にあんな事をしてみろ。一生動けなくさせてやるからな？」

「「へ、へい！分かりましたぁぁぁ！！」」

モブの３人は慌ててその場から逃げ、残ったのは俺とラギーと呼ばれた同い年の男の子だけだった

ラギーは俺を見て、『アンタ…何したんスか？』なんて聞いてくるから『ちょっと遊んだけ』とだけ答え、重そうな荷物を無理矢理奪いラギーの後を着いていく

到着したのはラギーの家で、そこには沢山の子供やら面倒を見に来たであろう主婦の女性達が世話をしている

ラ「ばあちゃん、帰ったッスよ〜。後、お客さんッス」

「おやおや、いらっしゃい。ラギーの友達かい？」

主「いや、ラギーとは今日初めて会った」

「そうなのかい？アンタのその服…熱砂の国から来たのかな？」

主「よく分かったな」

「この歳になれば、色々分かるもんさね。ラギー、手伝いはいいからお客さんをもてなしておやり」

ラ「うぃーッス」

主「え、その必要はないんだが…」

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