歌い手がヤンデレ

そらるがヤンデレ ページ23

そらるの視点


Aに気持ち悪いって言われて凄く傷ついた。

それと同時に、まふまふの時は言わなかったのだろうか。

なんて、醜い嫉妬。


知ってる。

醜いって知ってる。


分かってる。

めんどくさいって分かってる。


でも思わないと、まふまふや、他のみんなに俺だけのAが俺だけの可愛いAが取られるような気がした。

だから無理矢理にでも俺のにしちゃおう。

なんて、俺は思った。


そうだ…結奈に俺のって印、つけちゃお。

ぱくっ、と果実を食べるみたいにAの首筋にかぶりつき。

そしてそのまま、強く吸い付いて、痕をつけた。


首。

鎖骨。

腕。

指。

足。


いたるところに、俺の物っていう印をつけて、自分でも口角が上がっているのが、よく分かった。

おまけに、Aの肌は日焼けなんてした事ないような真っ白い肌。

だから、余計に目立って。

独占の塊です、みたいな感じで。

満足。


一方のAは、俺に痕をつけられるのが嫌なのか、ずっと抵抗していた。

でもそんな事されても、余計に煽られて。


俺は意地悪して、もっと見える所に痕をつけた。

ヤンデレがそらる→←ヤンデレがそらる

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す